資生堂、処方開発にAIを本格導入する

開発者のリストラが加速するか?!

資生堂が独自AI「VOYAGER(ヴォイジャー)」を開発し、運用を開始しているのですが、

今年の夏にAIによって処方が組まれた第一弾の商品が発売されるとのこと。

香りと色で楽しむミストタイプのサンケア製品とのこと。

 

資生堂は100年を超える研究の歴史で蓄積されたノウハウと、研究員の間で脈々と

受け継がれデータ化が困難であった50万以上の知見・技術の処方データを統合した

処方開発AI、それがVOYAGERなのです。

 

大手の製品開発って、如何に低コストで良いものを作るって方向性が主流。

基本的には在庫にあるもので賄い、新規原料ってのは極力使いたがらない。

その癖みたいなものがあるので、資生堂の製品って処方を見ればわかります。

 

つまり、AIとの親和性が高いんですよ。資生堂の開発って。

おそらく、ヒトが処方を組んだものと、AIが組んだ処方って

区別がつかないと思います。

蓄積したものを基に最適解を求めるわけですから、

独創性ってところからは真逆の位置にあるわけで。

 

50万件以上と、莫大なデータを基にしているとはいえ、

あくまで資生堂の中でのデータでしかないのです。

だからこそ、社内での親和性は高いのですが。

 

 

 

このAIが作った製品が市場に受け入れられ、その流れがルーティン化すれば、

開発の作業の効率は飛躍的にアップします。

それは開発に人が必要なくなっていくというのと同義でもあります。

 

それは本当に良いことなのか・・・

会社としては良いことではあるとは思いますが。

 

ただ、AIに完全に頼ってしまったら、新しいものは生まれてこないような。

もちろんアップデートはこまめに行っていくことでしょうが、

あくまで社内データですからね。

 

オープンソースから情報を入れるってのも1つの手ではありますが、

確実にノイズになっちゃいますから。

在庫にない新原料バンバン使った処方組まれても困るわけですよ。

 

将来的に、そのへんが問題になりそうではあるのですが、まあ、大きなお世話か。

 

まとめると、この処方開発AI機能を活用することのメリットは、

・瞬時に適した処方の候補を複数生成できる

・処方作成の手間が大幅に削減できる

・人員の削減ができる

・AIで作ったという話題性ある

 

デメリットは

・リストラ、もしくは配置換えが起こるかもしれない

・独創性がなくなるかもしれない

 

 

将来的に化粧品開発専用のAIってのが台頭してくるのかな?

実際にそういったAIは作られていますが、現段階では実績を積んでいる状態で、

一般化するのはずっと先の話になるとは思います。

 

まあ、この業界で生き残るためには、明確な差別化、独創性が必要で、

AI化は普遍化を進めることになるので、市場全体で見ればミスマッチかもね。

 

 

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