オリーブ果実油酵母発酵オイル
東洋発酵の原料。
オリーブオイルを酵母で発酵させたものになります。
製品名は発酵プロビタミンオイルPRD
表示名称はスクワラン、キサントフィロミセス/オリーブ果実油発酵溶解質エキス液、β-カロチン
製品のPRパンフレットには申請中とのことですが、まだ使えない?
小豆島産のエクストラバージンオリーブオイルをブナの木から発見されたパフィア酵母
で発酵させ、スクワランで抽出した油性原料とのこと。
小豆島ってオリーブオイルで有名で、高品質なオリーブオイルが作られています。
仕事で行ったことあるんですが、港近くにゴマ油の工場があって、なんかゴマ油のにおいが
したってのが印象に残っています。
パフィア酵母は1700種以上も存在する酵母から厳選し、京都のブナの木から採れたものを選定。
パフィア酵母は、紫外線など酸化ストレスのかかる環境下や、低温環境下にも強いため、
極限環境微生物とも呼ばれています。
カロテノイドを産生することができ、β-カロテンを含有した発酵物が作れるとか。
パフィア酵母というのはPhaffia属の酵母でファフィアとの記載が一般的かなー
いや、一般的には酵母の属名なんて使わんか。
カロテノイドを産生するので有名なやつはヘマトコッカスって藻。
アスタキサンチンを作るやつね。
この菌はβ-カロチンを作るそうな。
この菌を遺伝子組換えすることで、他のカロテノイドを作らせたり、
コエンザイムQ10などを作らせるという事も行われているんだとか。
表示名称のβ-カロチンは添加した物なのか、菌由来のものなのかは不明。
含まれていることをアピールするために、わざわざ書いているのかもね。
ぶっちゃけ、油って菌が繁殖しないんですよ。
酸化することを油が腐るって表現をしますが、
カビが生えたりすることはないです。
つまり、オイルを発酵するってものすごーく難しいことなんです。
前例がないわけではないですが、オイルを発酵させるってのは未開の領域。
ちょっと期待しちゃいますよね。
まず、この発酵物には155種類もの成分が含まれているそうな。
グルコシルセラミド 、スフィンゴシン、フィトスフィンゴシンなどのスフィンゴ脂質。
エルゴステロール、レチノール、リボフラビンなどのビタミン類。
アスタキサンチン、ルテイン、ゼアキサンチンなどのカロチノイド。
ミリスチン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸などの脂肪酸。
コエンザイムQ10なんかも含まれているそうな。
エビデンスとしては、
DPPHラジカル、一重項酸素、過酸化脂質に対する抗酸化作用に加え、
活性酸素による肌細胞ダメージを抑制することが確認されました。
カロチノイドには高い抗酸化作用がありますので。
オイルとしても酸化耐性が高いってことです。
抗シワ・ハリ改善効果として、コラゲナーゼ、ヒアルロニダーゼ、エラスターゼ阻害作用が
確認されました。
これは抗炎症作用によるもので、炎症が抑制されればこれらの分解酵素は活性化しません。
IL-8産生の抑制効果が確認されていることから、抗炎症作用はあると考えられます。
表皮角化細胞の増殖や、クローディン-1・オクルディン(タイトジャンクション構成タンパク質)、
ヒアルロン酸合成酵素(HAS3)、セラミド合成関連酵素、フィラグリン(天然保湿因子の前駆体)
の遺伝子発現量を促進する効果が確認されました。
1~3割程度mRNAの発現量が増えています。
正直、実際の効果を実感できるほどのものではないです。
カルボニル化タンパク質生成抑制、抗糖化作用が確認されました。
くすみ予防効果があります。
ヒト試験では肌の水分量の増加、キメの細かさアップ、小じわの減少など
の効果が確認されています。
キサントフィロミセス/オリーブ果実油発酵溶解質エキス液は製品中5%となるようです。
推奨濃度は明記していないのですが、1~5%くらいでの運用になるかな?
