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セラミド化粧品の注意点

失敗しないセラミド化粧品の選び方

①最も重要なセラミドは結合型セラミド

結合型セラミドとは、アシルセラミドにタンパク質が結合したもの。

そのタンパク質が角質細胞のエンベローブと結びつくことで、角層を安定化させます。

バリア機能、保水機能の要となるセラミドになります。

 

しかしながら、結合型セラミドを化粧品で補うことはできません。

そのような原料は存在しないですし、仮にあったとしてもちゃんと角質細胞と

結合してアンカーとして機能するかは不明です。

 

ですので、結合型セラミドの素となるアシルセラミドが多く含まれているのか

ってのが重要になります。

特にセラミドEOSが重要で、結合型セラミドのほぼほぼがセラミドEOSから作られています。

セラミドEOSが含まれているのであれば、ポイントが高いです。

 

また、結合型セラミドの形成を促す成分が含まれているのであれば、

セラミドEOSが含まれていなくても評価を上げてもよいです。

ヘパリン類似物質、ドクダミエキス、ムラサキバレンギクエキス、ニームエキス、チンピエキス

などに結合型セラミドの産生を上げる効果が確認されています。

 

②セラミドの濃度と種類

セラミドはあくまでヒト型セラミドのこと。

ヒト型セラミドはセラミドEOP、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドAS、セラミドAP、

セラミドNP、セラミドNG、セラミドAGの8種類が存在します。

セラミド1など数字での表記は日本独自の古い表記となりますので、数字で表記してある

ものはアップデートができていない可能性があるので、その時点でマイナス評価です。

 

さらに、セラミドには異数体が存在しており、ヒトの肌から1581分子種のセラミドが

同定されています。

天然ヒト型セラミドにはこの分子種が多数含まれています。

天然ヒト型セラミドを使う意義はここにあるかと思われます。

 

ただ、表示名では判断できないので、販社のいう事を信じるしかありません。

麹菌由来の天然ヒト型セラミドはセラミドNP、セラミドAP

栗由来の天然ヒト型セラミドはセラミドAPとなっています。

 

また、EcoCeramide LCSという原料はセラミドNPの異数体が10種類ふくまれています。

最も使われているセラミドプレミックスのSK-INFLUX V MBにはセラミドNPが2種類

含まれています。

これらは配合が独特なので、全成分から使用されているかの推測は可能ではあります。

 

濃度は当然、高いに越したことはないです。

0.01%は最低限、0.05%あればよいかなって感じです。

0.2%が最高濃度であるといわれています。

濃度と効果は正比例の関係性にありますが、頭打ちする濃度が

最高濃度となります。

 

つまり、0.2%以上はそんなに変わんないです。

あとはコスパで判断すればよいです。

値段が一緒なら、たくさん入っているほうがよいですからね。

 

ただ、セラミドの濃度を公表しているところは少ないです。

公開しているのであれば、安心材料にはなりますが、選択肢が極端に少なくなります。

販社を信用するしかないところではあります。

 

③セラミド産生を促進する成分

かつてセラミドは自身で作る力を上げるのがよいとし、

ライスパワーNo.11が重宝されたことがありました。

今となっては、セラミドを補いつつ、セラミド産生力を高めるほうがよいとされます。

至極当たり前の話ではありますが。

 

ナイアシンアミドはセラミド合成酵素の補酵素となり、セラミド産生を促します。

セレブロシド(馬セラミド)にも同程度のセラミド産生促進作用があります。

 

これに関しては色々な原料があり、独自性を出せるところになります。

自分が知る限りではソーライン(ヒマワリ油不けん化物)がその効果が圧倒的で、

セラミドEOSの産生が3.7倍、セラミドNSの産生が2.7倍となったとのデータがあります。

 

④疑似セラミドが混ざっていない

セラミドの種類は多いほうがいいと、疑似セラミドも入れる愚行を冒しているところは多いです。

ヒト型セラミドと疑似セラミドは混ぜるとお互いに足を引っ張り合います。

 

ペリセア(ジラウロイルグルタミン酸リシンNa)やセラメーラ(糖脂質)などの

浸透するタイプの疑似セラミドは角質層でヒト型セラミドと競合します。

当然ですが、疑似セラミドが入り込んだ場合、ヒト型セラミドが入り込んだ時よりも

バリア機能、保水機能は低下します。

 

また、ラウロイルグルタミン酸ジ(オクチルドデシル/フィトステリル/ベへニル)などの

肌表面でラメラ層を構成する疑似セラミドは、ヒト型セラミドが異物となります。

本来の膜機能が低下するだけでなく、ヒト型セラミドを捕らえてしまうので、

ヒト型セラミドが無駄になってしまいます。

 

疑似セラミドを複数混ぜる行為も同様で、互いが拮抗してしまい台無しになります。

 

余談ではありますが、セラミドの種類を増やすという名目で植物セラミドを入れる

という事がありますが、これらは水溶性ですのでそもそも拮抗はしません。

ただ、植物セラミドは高価でヒト型セラミドとそんなに変わらん価格帯です。

どうせなら、そこ予算をヒト型セラミドに振ったほうがよいのでは?

と思わなくもないです。

 

⑤シリコーン油を使用していない

シリコーン油は肌へ浸透せず、肌表面で強固な膜を形成します。

セラミドは油にしか溶けず、シリコーン油に溶けたセラミドは

肌へ浸透することができず、肌表面に留まることになります。

折角高価なセラミドを配合しているのに、多くをロスしてしまうので、

非常に非合理的です。

 

⑥浸透性を促す成分

WILBRIDE S-753 PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン)や

Neosolue™-Aqulio(シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール)など

水に溶ける油はセラミドとの相性が非常によいです。

セラミドの浸透を高めてくれます。

 

 

以上の点に気をつければ、セラミド化粧品で失敗することはなくなると思います。

とはいえ、すべてを満たす製品はないでしょうから、より条件を満たしている物を

選ぶのが最善かと。

 

 

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