ピクノジェノールの血管強化の作用機序が解明される
小林製薬がピクノジェノールにオートファジーを活性化させる効果があり、
これにより血管を強化し血管疾患の予防につながることを発表しました。
ピクノジェノールとは、フランス海岸松樹皮エキスのことで、
非常に高い抗酸化作用があることで知られています。
非常に高価な原料で、特許とかいろいろな制約があって、
フラバンジェノール®のほうを使うことが多かったです。
同じフランス海岸松樹皮エキスなんですが、価格は半分くらいなので。
アルギニン+ピクノジェノールでED改善の配合特許と小林製薬が持っているので、
その兼ね合いでピクノジェノールを研究していたのかな?
ピクノジェノールには色々な効果が確認されていますが、
今回はオートファジーを活性化させる効果が確認されたとのこと。
in vitroの実験で、ピクノジェノールを添加した細胞はオートファジーの活性が1.5倍に
なったとのデータがでました。蛍光処理して発光の強度で識別したとのこと。
また、老化細胞を使用して行った実験では、老化細胞ではオートファジーが低下
しているのに対し、ピクノジェノールを加えたら老化細胞だけと比較して3倍の
活性になりました。
正常な細胞も老化細胞も等しくオートファジーの活性を上げる効果があると
証明されたわけです。
また、ピクノジェノール®のオートファジー活性亢進作用のメカニズムを調べるため、
Transcription Factor EB (TFEB)に着目しました。
TFEBはオートファジーを制御する働きを持つ転写因子です。
TFEBは通常細胞質に不活性型として存在しますが、ストレスなどを受けた時、
細胞核内に移行し、オートファジー関連遺伝子や、細胞内の不要物の分解を担う
リソソーム関連遺伝子の発現を促進することでオートファジー活性を活性化します。
ピクノジェノールを加えることで、TFEBが活性化し、
それによってオートファジーの活性化が起こったといいたいわけです。
まあ、このデータがちょっと分かりにくいですけども。
まとめると、ピクノジェノールがTFEBを活性化、
TFEBによってオートファジー関連の遺伝子が活性化、
それによってオートファジーが活性化されるというメカニズムになります。
ピクノジェノールには血管疾患の予防効果があるといわれています。
コレステロールを下げる効果、過酸化脂質化を防ぐ効果、血中の糖濃度を下げる効果、
静脈疾患、むくみの改善効果などなど、これらはオートファジーによって
もたらされていたのではないか?
と考えたわけです。
オートファジーによって血管が丈夫になって、結果として血管疾患になりにくくなると。
まあ、その辺のデータは示されていないので、なんでそういう結論になったのかは
ちょっとわかんないです。
また、ヒト試験で確認されたわけではないので、実際に飲んでオートファジーが
活性化されるかもわかりかねます。
ピクノジェノールの効果が何に起因するかって話なので、オートファジーが
活性化されるか否かは、まあどっちでもよいのですが。
まあ、オートファジー活性作用があるといえるのであれば、売るときに売りやすい
ってのは間違いないですから、そっちが本命だとは思います。
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