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髪のコーティングについて

コーティングの種類と組み合わせ

①シリコーン油ジメチコン、シクロヘキサシロキサンなど)

シリコーンとはケイ素と酸素が交互につながったシロキサン結合(-Si-O-)を

基本骨格にした有機ケイ素化合物重合体。

その中の液状のものをシリコーン油(オイル)といいます。

 

非常に安定性が高く、化学的変化を起こすこともないですし、

菌によって代謝されることもないです。

まあ、そのため環境によくない的なことを言われるわけではありますが。

 

揮発性があり、すぐに乾き、べたつくことがないです。

基本的には油なので撥水性、潤滑性に優れています。

 

イメージとしては、油が乾いて隙間なく均一に薄く膜が張られる、

まさに髪にバリアを張るような感じ。

 

 

陽イオン界面活性剤ベヘントリモニウムクロリド、ベヘナミドプロピルジメチルアミンなど)

界面活性剤は親水部と疎水部でできており、親水部にプラスの電荷をもっているものが

陽イオン界面活性剤と呼ばれるものになります。

髪はマイナスの電荷を帯びており、プラスマイナスで電気的に結びつきます。

 

疎水性部分が外側に向くので、シリコーン油との相性はばっちり。

シリコーン油の膜が電気的に結びついたのと同じ状態となるため、

非常に強固なむずび付きとなります。

 

陽イオン界面活性剤には刺激性が高く、頭皮にあまりよくないといわれます。

三級アミンと四級アンモニウム塩に大きく分けられますが、三級アミンのほうが

刺激性は低いとされます。

ただ、どちらも刺激性がレベルの濃度で使用されることはほぼないです。

 

シャンプーは洗浄剤として陰イオン界面活性剤を使用する関係上、

陽イオン界面活性剤は電気的に結びついてしまい、洗浄性が低下するため

カチオン性高分子が使われます。カチオンってのはプラスの電気を帯びているってこと。

ポリクオタニウム-10が一般的かな。

陰イオン界面活性剤に影響を与えず、髪の帯電を中和します。

 

ゆるーく、くっついているので被膜するわけではないです。

基本的には洗い流されます。

 

 

シリコーン+ペプチド(ジヒドロキシメチルシリルプロポキシ)ヒドロキシプロピル加水分解シルクなど)

シリコーンとペプチドを結合させたもので、ペプチド部分がダメージ部に

選択的にくっついきます。

熱を加えることで、強固に固定されます。

 

イメージとしては、シリコーン油にボッチがついていて、髪にある穴にポチってはまる

ってな感じ。熱を加えることで、穴から外れなくなるって感じです。

 

髪のダメージ部にだけ入り込むため、ダメージ部だけに蓋をするって感じ。

一度固定化されれば、ずっと存在し続け、シャンプーなどで落ちることはないです。

全体を満遍なく覆うわけではないってのがポイントかな。

これ自体が重なるってことはないので、これ自体は無駄になってきますが、

ビルドアップすることはないです。

 

陽イオン界面活性剤とは相性はよくないです。パッチを当てている部分は

電気的には結びつきができないので。

シリコーン油は全然上からコーティングできるので、同居は可能かと。

 

 

メドウフォーム-δ-ラクトン

メドウフォーム種子油のラクトン誘導体。

加熱により毛髪ケラチンのアミノ基とアミド結合を形成します。

オイル状なので、髪に均一に伸び、かつ熱を加えることで化学的に結合します。

つまり、洗い流されないってわけ。

 

櫛通り、撥水性、帯電防止作用など、シリコーン油と同等かそれ以上で、

しかも一度固定化されれば、ずっとその状態が維持されます。

髪のタンパク質と結合するため、一度張った膜によって、髪と接することができないため、

ビルドアップすることもないです。

 

欠点としては毛髪補修成分が一切髪の内部へ行かないこと。

 

髪そのものを強化するのではなく、コーティングでもよいから、

良い状態に見せたいってのであれば、このメドウフォーム-δ-ラクトンが

最適解のような気がしないでもない。

これを高配合したオイルかなんかをつけてドライヤーで乾かすってなアイテムが

あってもよいかもね。

 

 

ペリセアジラウロイルグルタミン酸リシンNa

浸透する疑似セラミド。

浸透し、髪の内部を満たし、余剰分は髪の表面でラメラ層を形成します。

1つの成分で毛髪補修成分と被膜成分を兼ねる非常に優れた原料なんですが、

人によって髪の太さがことなり、髪の細い人だと余剰分が多すぎ、

髪が重くなったり、からまったり、べたついたりと弊害がでます。

 

また、製品の安定性を著しく脅かします。粘性がなくなったり、

分離したりします。試作では大丈夫だったのに、本製造で起こるとか

あるので、本当に恐ろしい。

ですので、基本的には微量添加に留めることがほとんどです。

 

 

多糖体フクロフノリエキス、フコイダンエキスなど)

高い粘性によって、洗い流されなかったものが被膜成分として機能します。

水溶性のため、シリコーン油などとの相性は悪いです。

もともと髪に撥水性の高いコーティングがされていると、ほとんど残りません。

 

ただ、他のコーティング剤と違い、髪への浸透性は邪魔しません。

 

弊社のシャンプー、コンディショナーは⑥を採用しているため、

シリコーン油の使用をしていません。

 

フノリエキスは撥水性以外では、シリコーン油と同等かそれ以上の効果があります。

櫛通りとかツヤとかね。

また、頭皮にもよく、高い保湿効果があります。

もちろん、環境的にもよいです。

 

誤魔化すほうが楽ではあるんですが、弊社は頭皮に着目し、

髪自体を元気にすることを目的として作ったのがナチュセラ芽吹、恵みになります。

 

シャンプーは星の数ほどありますが、このようなコンセプトでやっているとこって

あんまりないと思います。個人的にも見た記憶がないです。

 

 

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