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皮膚の酸素不足が肌の再生を妨げる

そりゃそうだろうね

日本メナード化粧品から、肌の再生には酸素が不可欠であることを明らかにしたとの

発表がありました。皮膚内の酸素不足が幹細胞のエネルギー産生を妨げ、

皮膚の再生を滞らせることを明らにしました。

 

平均的な皮膚内酸素濃度3%の環境下、

酸素濃度を0.5%まで低下させた環境下で細胞を培養した結果、

上図のような差がでたと。

 

まあ、凄く当たり前の話なんですが、別に肌には酸素が必要で

酸素を補おうって言いたいがために行った実験ではありません。

 

何をしたかったのかというと、肌再生にはエネルギーが必須なんですよ

ってのを証明をしたかったわけ。

 

我々生き物は酸素を必要としているわけですが、

なぜ、酸素が必要なのか?

それはエネルギー産生に不可欠だからです。

 

C₆H₁₂O₆ (ブドウ糖) + 6O₂ (酸素) → 6CO₂ (二酸化炭素) + 6H₂O

って化学式を見た記憶はないでしょうか?

たぶん、どこかで習っているとは思うんですが、

ブドウ糖と酸素から二酸化炭素と水を作るわけですが、

その際に38ATPが産生されます。

ATPってのは生体内でのエネルギー物質のこと。

 

ATPは主にミトコンドリアで産生されます。

 

酸素不足の状況はミトコンドリアの活性の低下がおこります。

その結果、ATPの産生が低下します。

 

酸素濃度が低下することの悪影響ってのは正直、普通には起こりにくいです。

0.5%なんて普通に生きていたら起こることはないです。

 

しかしながら、酸素濃度0.5%になったときのミトコンドリアの状態

ってのは起こり得るわけ。

 

 

 

つまり、肌再生には潤沢なエネルギー(ATP)が必要で、

エネルギーを直接的に補う、もしくはATPの産生元である

ミトコンドリアの活性化させることで、肌再生を促すことができる

というわけです。

 

メナードでは、毛細血管の維持やフェイシャルマッサージによる血行促進、

さらには酸素の運び手である赤血球の機能を向上させることが有効と考えているようです。

サプリメントでの展開を考えているのかな?

 

弊社としては、マイトファジーにより機能低下したミトコンドリアを処理し、

正常なミトコンドリアの数を増やすことが一番手っ取り早いと考えています。

 

 

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