DS-CERAMIDE BP

クローダジャパンの新商品になるのかな?
なんかセラミドに力を入れているようで、そのうちの1つが
このDS-CERAMIDE BPになります。
胎脂から発想を得たとのことで、ベビーセラミド呼んでいます。
胎脂とは、赤ちゃんの皮膚を守る白いクリーム状の脂分のこと。
赤ちゃんを包むように付着しているもので、羊水中で皮膚の保護、
感染症の防衛などの役目があります。
胎脂といわれていますが、実際に脂質は1割にも満たず、
そのうちの10%がセラミドとなります。
そのセラミドが新規セラミドで、分岐脂肪酸を含んでおり、
成長と共に存在しなくなるセラミドとなります。
赤ちゃんの時しかないセラミドなので、まさにベビーセラミドってわけ。
海外のINCIコードはCeramide BPとなっています。
国内ではセラミドNPでいけるらしい。
新規のセラミドっていっているので、まあ別物ではありますが。
セラミドの日本のINCIはおかしなところが多いからなー
また変なのが1つ増えたって感じです。
赤ちゃんの皮膚は未成熟で、それをカバーするために胎脂が存在しています。
ですので、従来のセラミドのように浸透させて細胞間脂質を強化するという
使い方ではなくて、天然のバイオフィルムとして被膜させ、疑似的な生体膜を
作らせるように使うものになります。
保湿効果とアンチポリューション効果が期待できます。
ベビーセラミド入りのクリームを使うと、花粉やpm2.5などの粒子を
8割近くカットすることができたとか。
なお、ベビーセラミドの配合量は1.5%とまあまあ多い。
おそらく胎脂に含まれているセラミドをモデルにして
合成したものだとは思います。
まさか胎脂から精製しているわけではないでしょうな。
胎脂の組成は
水 80.5%
タンパク質 10.3%
その他の脂質 6.4%
コレステロール 1.1%
セラミドBP 0.7%
脂肪酸 0.6%
リン脂質 0.4%
これをモデルにクリームを作成することで、疑似的は胎脂を作ることが可能
となります。
肝はセラミドBPで他のセラミドでは代用は難しいと思われます。
生まれたての赤ちゃんの肌を守っているものなので、
超敏感肌用のクリームとして重宝することでしょう。
アンチポリューション効果も高いので、日焼け止めなんかに配合しても
面白いかもしれません。
まあ、1%近く入れるので価格がネックとなるでしょうが・・・
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