某大手のアメリカブランドが6月いっぱいで販売終了するそうな

何がダメだったのでしょう?

某大手企業が2019年11月に買収したアメリカのブランドを6月30日をもって

幕引きするそうな。

日本での販売終了のお知らせなので、アメリカでは引き続い販売は

されるんかな?

 

広告にメッチャ力注いでた印象だったんですがねえ。

SNSとかも積極的に活用していましたし。

 

一体なぜ、日本市場で受け入れられなかったのでしょうか?

その辺を考察していきたいと思います。

 

ブランドストーリーは、創設者が自分に合う化粧品がない。

自分に合わない成分を6種類同定したけど、それらがすべて

入っていない化粧品が存在しない。

じゃあ、作っちゃおうってできたブランドになります。

 

成分引き算主義を掲げていますが、じゃあ何がダメな成分だったのか?

その辺は一切語られていません。

まあ、薬機法の絡みで日本では言えなかったのかもしれませんが、

この辺を明確にして、納得のいく説明があれば、もう少し共感して

もらえたのではないかなーと思います。

 

一通り成分表を見ましたが、こだわりポイントが全く分からなかったです。

アメリカでの話なので、事情が違うかもしれませんけど、

その6種類の成分が日本ではほとんど使われていない成分って話だと

語ったところでってなりますので、語られていないのかもしれません。

 

合成か天然かって観点からは原料選びをしていないとのことなのですが、

正直、ここがわかりにくくしているんだと思われます。

天然だからよいって話ではないのですが、消費者としては

天然成分にこだわりましたって言われた方がわかりやすいわけで。

 

シンプル設計なのかといわれれば、そうでもない。

よくある処方とは言わないまでも、珍しいって感じはしないです。

 

このブランドの特徴とは何か?

それが全く見えないんですよね。

個人的には全く魅力を感じなかったです。

 

製品に関心を持たせるフックがなかったのが問題なのかもなー

SNSを駆使してアピールしていたけど、ほな買おうかとは

ならんと思われます。

 

一応、マルラオイルを推しているわけですが・・・

確かに良いオイルであるのは間違いないのですが、

特に機能性があるわけではないんですよね。

使用感が素晴らしいって話で。

 

マルラオイル一本でゴリ押すには弱すぎんか?と思います。

まあ、実際に受け入れられなかったのですから、弱かったんでしょう。

 

アメリカでは実績があるのですが、日本では無名ないわけで

ブランド力ってのを活かせなかったってのも敗因かと。

 

本来無名であることを自覚してプロモーションをしないといけないところを、

ブランド戦略で展開していくという、消費者と販売者での認識のずれが

あったのだと思われます。

 

SK-Ⅱの販売戦略ではダメでしょうよ。

 

 

とはいえ、成功するビジョンは全く見えないので、

この未来を変えることは難しいと思われます。

 

あれを売れと言われても、正直困るよなー

コンプラがしっかりしている大手ならなおのこと。

 

薬機法無視で効果効能を謳い、ステルスマーケティングを

ガンガンやるってのは許されないですからねえ。

 

 

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