ヒトのへその緒の血液に含まれている幹細胞を培養したもの
ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液の表記ができるのは
ホルスの原料が唯一無二となっています。
ホルスはEGFをはじめとする成長因子関連が得意で、
現段階でもEGFが化粧品で使えるのはこの会社の功績が大きいです。
もともとはプラセンタが主原料で、サイタイエキスを扱う唯一の会社でもあります。
表示名称はヒトサイタイ血幹細胞順化培養液、フェノキシエタノール
ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液が99.1%を占めます。
20~30代の日本人ドナーの出産において得られた臍帯血から幹細胞を単離して、
培養した上清のみを取り出して、細胞を取り除いた原料になります。
日本国内で製造されており、純国産ってのが1つのウリのようです。
よく使われている幹細胞培養液として脂肪細胞由来のものがあるのですが、
それと比較すると、成長因子、エクソソームが圧倒的に多いです。
EGFに関しては20~30倍、HGFは5~6倍含まれています。
GDF-11に関しては、ヒトサイタイ血幹細胞順化培養液にしか含まれていません。
エクソソームは70倍近くの差があります。
まあ、当社比ってやつなので、そのまま信じてよいかは疑問ではあります。
プラセンタエキスのアミノ酸量の比較で、なんかメッチャクチャ差があるグラフ
見たことないです?
馬プラセンタとかでよくやるやつですが、濃縮粉末と搾りたての原液を比較する
ってなことをやってきた経緯がありますからね。
ちゃんと成長因子やエクソソームが含まれていますってのは
間違いないんでないかな。
コラーゲン産生促進効果としては、1割弱増える程度。
ヒアルロン酸産生促進効果としては、1.5割増。
正直、あんまり高い効果ってわけではないです。
0.1%と1%の間では有意差がないです。
つまり、0.1%が最高濃度といえそうです。
推奨量は1~3%とされていますが、そこまでは必要ないと思われます。
ヒト試験では原液を使っているっぽいのですが、
6名(20歳以上)を対象に顔半分に使って比較するということをしています。
ちょっとサンプル数は少ない。
おそらく社員がやっているのかと。
肌荒れの面積、毛穴の数、肌のキメについて4週間使用での比較をした結果、
どれも5割程度の改善が見られました。
正直、わかりずらいんよな・・・
0週間目を100として、4週間目が150となっているんですが、
肌荒れの面積であれば、減っているほうが感覚的に分かりやすいです。
毛穴の数の然り。
まあ、肌の調子が5割増しになるって考えればよいのかな?
できれば1%と0.1%でのデータを取って欲しかったです。
おそらく、これでも十分効果はあったんでないかな?
いいお値段いたしますので、現実的には0.1%での運用となるでしょう。
それでも効果が期待できるところはよいですね。
よくわからんところのヒト幹細胞培養液を使うよりかは
遥かにおススメできる原料です。
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