水銀入り化粧品

基準値の34万倍の水銀がはいっていた?!

中国の話なんですけども、とある化粧品を使っていたら、

体調を壊して流産までした、調べたら基準値の34万倍の

水銀が検出されたってな話をネット記事で見ました。

 

最初、嘘やろ!?と思いましたが、意外に化粧品の水銀問題って

近年もまだあるみたい。

 

水銀は常温で液体の唯一の金属で、子供のころは体温計に使われていましたが、

昨今では身近なところで目にする機会は減っていると思われます。

水銀の毒性を世に知らしめたのは、四大公害の1つ「水俣病」です。

工場から垂れ流された水銀が食物連鎖で蓄積し、

それを食べた人が神経を侵されたという事件。

 

水銀には種類があって、大きく分けると

金属水銀、無機水銀、有機水銀となります。

有機水銀の毒性が高い傾向にあります。

水俣病の原因となったメチル水銀も有機水銀です。

 

毒性は神経毒になるほか、腎臓障害につながったり、失明の原因にもなります。

 

そんな水銀ですが、かつては日本でも使われてたそうで、

白粉なんかにはいっていたとか。

もちろん、近年は水銀の配合は日本国内では禁止されています。

 

ただ、海外では水銀入りの化粧品が販売されており、

たびたび警告の記事が書かれています。

基準値は1ppm未満なのですが、それを遥かに超える量の

水銀が検出された化粧品が結構あるってことで、

アメリカで問題になったのが2014年。

昔話ってほど、昔ではないです。

 

水銀には還元作用があり、シミを消す効果があります。

そのため、美白化粧品で使用しているとこがあるんだそうな。

当然、アメリカでも禁止されているんですけどね。

 

一応、表示では

Mercurous chloride(塩化第一水銀)

Calomel(甘汞)

Mercuric(塩化第二水銀)

Mercurio(水銀)

Mercury(水銀)

となっているので、海外製のものを使っている方は

一度チェックしてみてはいかがでしょうか?

 

まあ、違法なわけで、表示だけ馬鹿正直に書いているとは

ないでしょうけども。

 

海外製の化粧品にそんなリスクがあるんだよー

ってことは頭の片隅にでも置いておいたほうが、

リスク回避の面ではよいかもね。

 

流石に水銀はシャレにならんので。

 

 

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