ソイオイルはエラスチンを増やす!??

ソイオイルって何?

ソイオイルがエラスチンを増やす!

と謳っている商品がありまして・・・

 

ソイオイルとはそのまま大豆油のことなんですが、

大豆油にエラスチンを増やす効果なんてあったっけ?

と思ったわけです。

 

2009年にJohnson&Johnsonの研究結果で、ソイオイルが酵素であるエラスターゼの活動を

阻害することにより、エラスチン含有量を増加させることを発見したってことを

根拠にしているようです。

 

Non-denatured Soybean Extracts in Skin Care:Multiple Anti-Aging Effects

スキンケアにおける非変性大豆エキス:複数のアンチエイジング効果

 

うーん、大豆エキスって書いてあるんだよなー

大豆油なんていってないんよな。

大豆エキスならそういった効果はあってもおかしくはないですし、

まあ、あるでしょうよ。

一応、全部読んだけど、大豆油なんて一言も出てこなかったわ。

 

根拠としている論文は大豆エキスについてのもので、

大豆油の効果を示したものではないので、

大豆油にエラスチンを増やす効果があるとする根拠は

ないってことですね。

 

まあ、効果があるって根拠がないってだけで、

効果がないって示されたわけではないですが・・・

大手企業の研究結果からソイオイルを導き出したってのであれば、

間違った解釈をしているとはいえるかな。

なんでそうなった!?とは思います・・・

 

ちなみに補足しておくと、エラスチンってのは

コラーゲンとコラーゲンを結び付けているタンパク質になります。

コラーゲンの立体構造を維持するために欠かせないもので、

コラーゲンを柱とするならば、それらをつなげて固定するボルトが

エラスチンとなります。

 

肌の構成成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンなどなどは

合成酵素が存在するとともに、分解酵素も存在します。

代謝させるために、古くなったものを分解し、新しいものに置き換えていくわけ。

 

エラスチンを分解する酵素がエラスターゼになります。

これらの分解酵素が活性化するのは、炎症反応を起こした時。

つまり、炎症を抑えることがエラスターゼの活性を抑制することに

つながります。

 

大豆エキスのエラスターゼ阻害効果も抗炎症作用によるものです。

つまり、大豆エキスはエラスチンを増やすという効果はないです。

厳密にはエラスチンを減らさないようにする効果ですね。

 

まあ、抗炎症作用がある成分であれば、エラスターゼ抑制効果はある

といっても過言ではないかなー

 

 

エラスチンに着目している原料ってのは多くはなくて、

エラスチンを直接増やす効果がある原料ってあんまり心当たりがないです。

 

一応、加水分解エラスチンがin vitroではありますがエラスチン合成を促すといわれています。

あとは、ダームコムにもエラスチン合成促進効果のデータがあったわ。

ダームコムはクロクスクリサンツス根エキスのことで、

ヒト試験でコラーゲンの増加が確認されている数少ない原料。

コスパが滅茶苦茶良いので弊社でも重宝しております。

 

 

【関連記事】

ダームコム(DermCom)

 

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