高濃度、効能度、こうnote

高濃度って表現は基本NGなんですけど

高濃度、高配合って、何とか法で表記はNGなんですよ。

景表法だったかな?

まあ、高濃度ってのが優良誤認になるからなんですけど、

高い、低いはあくまで比較対象があっての話であり、

他社商品との比較になってダメってのもあります。

 

じゃあ、他社ではなくて自社ならよいだろうってことで、

高濃度に注釈で当社比と入れればよいって考え方もあるわけです。

 

高濃度

※当社比

こんな感じ。

自社の●●と比較してってな表現もしばし見かけます。

 

この注釈は非常に小さい字で、目立たないように書いてます。

ですので、多くの人は「高濃度なんだ!」って認識することになります。

あくまで当社比なんで、実際に高濃度であるかどうかは知る由もないわけなんですが・・・

 

今はあんまり見ないですが、例えば馬プラセンタエキスは

豚プラセンタに比べてアミノ酸が何百倍!(当社比)

って表現がよくされていたんですよ。

これは馬プラセンタエキス(濃縮されて粉末化したもの)と

豚プラセンタ(原液を希釈したもの)を比較しています。

もちろん、当社比って書いてます。

同じ条件であればアミノ酸量には差がありません。

逆に豚のほうが多いこともあります。

 

つまり、比較するもの次第って話になるわけ。

薄くても高濃度表現はできるってことは覚えておいてもよいかと。

 

まあ、他社との比較云々ってのは薬機法がらみなので、

こちらはこれでクリアできますが、景表法に引っかかるわけで、

どの道、ダメなんすけどね。

 

あと、かなり面白い表現で

●●●●100%美容液

なんてのがありました。

 

喩えるなら、バ●リースオレンジ100%のオレンジジュース

みたいなちょっと頭悪そうな表現なんですけど、多くの方は100%美容成分で凄い!

みたいな感想をいだくわけですが・・・

 

バ●リースオレンジは果汁10%なんですよねー

 

実際にたくさん入れていて、高濃度っていえないってのは、

もどかしいわけで、なんとか表現したいってのはわかります。

 

まあ、実際に何%配合してますって言い切ってもよいとは思います。

 

え?パクられると困る?

いやいや、うちらレベルの商品をパクるとこなんてないですって。

それに、なんやかんや言って、開発者のプライドは高いですからねー

パクったって言われるの非常に嫌がりますし。

配合を公開していたら、逆に全く同じものは作らんと思いますよ。

 

あとは、メーカー推奨量配合とかな。

調べればわかってしまいますが、ぼかしたいときは

この表現を使います。

 

 

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