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最強のキャリーオイル

オリザオイルS-1

とあるクレンジングで使われていた原料なんですが、

いや、これ凄い。

もちろん、その商品もすごくよいのですが、

主原料として使われていた、コメ胚芽油がとても素晴らしい!

 

オイルクレンジングで使うオイルとしては最強なんじゃないかと

個人的には思うわけです。

 

オリザオイルS-1というのはオリザ油化の原料で、

表示名称はコメ胚芽油

 

この原料、オリザノールを規格化しているんです。

なんとその量、1%以上!!

どんだけ多いかって、化粧品での配合上限が1.25%。

つまり、上限いっぱいまで入っているわけです。

もっとも洗い流すものには制限がないので、

クレンジングであれば問題ないわけ。

 

オリザノールは抗酸化力がとても高く、酸化防止剤になります。

オイルは酸化しやすいのが難点で、酸化したオイルは

腐っているといっても過言ではないです。

過酸化脂質は炎症を引き起こしたりと、色々問題が起こります。

そうならないように、通常はトコフェロール(ビタミンE)が

配合されますが、オリザノールも同様の効果があるというわけ。

 

コメ胚芽油はオリザノールを高濃度で配合しているので、

まあ、酸化することはないでしょう。

通常、酸化防止剤で配合するのであれば0.05~0.1%くらいです。

 

で、オリザノールそのものにも効能がありまして、

1つは抗炎症作用があります。

これは酸化を防ぐことで炎症反応の進行を抑制することができます。

 

また、天然保湿因子であるアミノ酸の生成を促す効果があり、

内側から潤いを作り出すことができます。

 

また、皮脂の分泌の調整もしてくれますので、

乾燥肌、脂性肌どちらにもうれしい成分となっています。

 

で、コメ胚芽油はω-9系のオイルとなりまして、

オリーブ油に性質が近いです。

皮脂を溶かしにくい性質があり、洗顔時の洗いすぎを防ぎます。

 

また、肌への浸透性が滅茶苦茶悪いので、

その点でもクレンジングのオイルとしては最適です。

 

私の知る限りでは、これ以上にクレンジングオイルのオイルとして

適しているものはないです。

 

機能面ではこれ以上のオイルはあるのですが、

クレンジングという目的であれば、圧倒的に頂点です。

 

うーん、うちもこれ使いたいなー

なんて思っていますが、コストがクソ上がるしなー

 

価格を上げてまで決行するか、ほんと迷ってます。

それくらい素晴らしい原料です。

 

 

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