アデプルン

アルニカ花エキス

只今、化粧品産業技術展が行われているわけですが、

残念ながらコロナの影響を加味して断念。

久々に展示会行きたかったんですけどねー

 

今回、一丸ファルコスの出展内容の1つの目玉商品、アデプルンをご紹介。

 

アルニカ花エキスが主成分となります。

アルニカの花はキク科の植物で、和名はセイヨウウサギキク。

ヨーロッパが原産となっています。

 

成分としては、ケンペロール、ルテオリン、チモールなどが挙げられます。

非常に高い抗炎症作用があり、特にヒスタミンの放出を抑制する作用が強いです。

また、抗酸化作用もそこそこ高いです。

 

一般的には、植物エキスのプレミックスに入っていることが多く、

主成分として使われることは、ほぼ皆無といってもいいです。

 

そんなアルニカ花エキスに着目した原料となるのですが、

作用は抗炎症でもなく、抗酸化でもありません。

なんと脂肪細胞にアプローチする原料となっています。

なぜ、そのような効果があるということがわかったのか、

着眼点の経緯を知りたいところではあります。

 

普通に考えたら結びつかないですから・・・

 

いわゆる加齢によるしぼみ肌ってのを改善するための

1つのアプローチになると。

 

しぼんだ肌を改善する方法として、脂肪やヒアルロン酸を注入するわけですが、

誰でも彼でも気軽にできるものではないです。

まあ、手軽に脂肪注入しようぜってなコンセプトをもった原料だと

理解していただければよいかと。

 

正直、何がこのような現象を起こしているのかはわかりかねます。

ただ、そういう結果がでているのですから、しょうがない。

 

で、アデプルンが何をするかというと、

1.脂肪細胞を増やす

2.脂肪細胞を大きくする

 

以上です。

 

ヒト試験で、半分はコントロールで半分はアデプルン1%のジェルを塗った結果、

明らかに肌がふっくらして、ほうれい線が薄くなった・・・そうな。

唇はさらに顕著に違いがみられるとか。

 

リップクリームとか作ったら、売れそうな気はします。

なかなか唇がふっくらさせるってのは難しいことですからね。

 

一丸のデータは、かなり信用性が高く、再現性が高いので、

まあ、効くんだろうなー、菊だけに。

 

 

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