シミ専用クリーム

2週間でシミが消えた!?(ヾノ・∀・`)ナイナイ

シミに特化したクリーム?ジェル?まあ、その類ものの

広告を見たんですよ。今もめっちゃ表示されるけど、

なかなか過激な文言のオンパレード。

おそらく公式ではないとは思いますが、シミが消えると謳ってます。

しかも2週間で。

 

現状、シミを消すような原料ってないんですよ。

色々組み合わせれば、薄くするってことは可能ですが、

完全に消すってことは不可能です。

 

当然ではありますが、その商品の口コミには「シミには効果がない」

って言葉が並んでいます。

 

もし本当にシミが消えるような商品ができれば、

バカ売れするのは間違いないです。

ただ、残念ながらそんなものを作ることはできませんし、

そんな商品も存在しません。

 

基本的には美白成分ってのはメラニンの産生を抑制するものがほとんど。

メラニン合成酵素であるチロシナーゼの活性阻害、メラニンの酸化抑制、

メラニンの運搬阻害、抗炎症、抗酸化によるメラノサイトの刺激抑制などなど。

 

つまり、美白商品ってのはシミができないように予防するものになります。

 

昨今では、シミの予防に基底膜が重要な役割を担っていることが知られています。

メラニンを作らせないだけでは不十分で、基底膜の機能を正常化しておくこと

が重要ってのがわかっています。

 

資生堂は基底膜にあるヘパラン硫酸に着目しています。

このヘパラン硫酸ってのは基底膜に沿って存在しており、

真皮から不要なものが表皮に上がってこないように防波堤の

役目を担っています。

 

このヘパラン硫酸が減少すると、真皮からシミ増殖因子が

上がってきて、メラノサイトが活性化してシミとなる、

というメカニズムを発見しています。

 

ファンケルでは基底膜を支えるコラーゲンが分解され、

基底膜に凹凸ができて、そこにメラニンが蓄積することで

シミとなるってことを発見しています。

 

ようは基底膜を支えるコラーゲンの分解を抑制、

その結果基底膜を正常化させて、メラニンが貯まるポケットを

作らせないことにより、シミができるのを抑制しようって

アプローチをとっています。

 

パーツは揃ってきているんですよ。

シミを薄くするってなものは十分作ることは可能です。

使いたい原料のリストはできているんですが、

核となる原料がでてきてないんすよねー

 

白斑問題もあって、核心的な部分へのアプローチってのは

慎重にならざる負えないってのも影響しているのかもね。

メラニンを分解するものってのが理想ですが、

なんか副作用とかでそうだからな・・・

 

 

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