ヒトセラミドは20種類の型が存在する
いつの間にか、またセラミドの数が増えとる。
異数体はまだまだあるだろうと思ったけど、
え?型の種類も増えるの?
8種類増えているわけですが、それら合わせてセラミド1と同じくらいの
割合になるのかな?
1つ1つの割合は少ないですが、合わせるとそこそこの量です。
5~6%くらいになるんかな?
それぞれ1%以下ですので、今までは出てこなかったのですが、
定量の精度の向上によって、微量のセラミド群も検出できるように
なったようです。
うーん、特に話題にはなっていないんですよねー
論文でてると思うんですけど、みつからん。
たぶんこれだと思うけど、全文見れないし。。。
網羅的解析によるヒトおよびマウス角質層のセラミド分子種のプロファイリングとのこと。
機能性については一切不明。
どんな役割があるのか、必須なものなのか、
正直よくわからんです。
[O]については、おそらくですが、アシルセラミドの前駆体なんだと思われます。
本来であれば、セラミド合成酵素群によって、ω-水酸化脂肪酸にリノール酸が
エステル結合することでアシルセラミドとなります。
酵素の数が足らない、活性が不十分、もしくは前駆体の量が多すぎ、
いずれかの原因で、アシルセラミドになれなかったものが
上がってきたのでしょう。
もしかしたら、アトピーなんかはこれらのセラミド量が増えているかもしれません。
4,14-スフィンガジエンは4,14位に二重結合をもつスフィンガジエンだと
思われます。14位に二重結合させる酵素が同定されているので、
何かしらの役割があるとは思われますが、現段階ではよくわかってないです。
また、それを構成成分にもつセラミドにも、何かしらの意味があるのかもしれません。
ぶっちゃけ、新しいセラミドが見つかったからといって、
新しいセラミド原料が出てくるかといわれれば、それはないです。
やれるのであれば、11種類ないし12種類のセラミド原料があるはずです。
技術的な問題なのか、金銭的な問題なのか、マーケティング的な問題なのか、
定かではないですが、何かしらの壁があるんでしょう。
ただ、もしかして、ちょっとすると、天然ヒト型セラミドには、
これらのセラミドが超微量に含まれているかもしれません。
まあ、含まれていたらなんだって話ではありますけどね。
あー、4,14-スフィンガジエンを作る酵素は哺乳類からか。
酵母にはない酵素だから、こっちは含まれている可能性は皆無か・・・
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