オリーブオイルが褐色脂肪細胞を活性化?!

オリーブオイルを取れば脂肪が燃焼される?

脂質代謝を促進する褐色脂肪組織に対するオリーブオイルの効果を検討した研究が

11月12日、「The Journal of clinical endocrinology and metabolism」オンラインに掲載されました。

 

脂肪細胞には2種類あり、1つは白色脂肪細胞。で、もう1つが褐色脂肪細胞ってなわけ。

褐色脂肪細胞には鉄が含まれており、これが褐色に見える要因。

あとはミトコンドリアが多く、酸素を大量消費するため毛細血管が密になっています。

褐色脂肪細胞は運動によらない燃焼をするので、燃焼しやすい脂肪と考えられています。

年齢とともに減少傾向にあります。

 

オリーブオイルを食事に取り入れることで、褐色脂肪組織がどう反応するか

ってのを調べた論文となります。

 

結論からいえば、痩せているヒトには効果があったけど、

太っているヒトには効果がなかったとの結果。

 

ダメじゃん・・・

 

今回の研究では、

・痩せてる人

・過体重の人

・肥満の人

を対象に、エクストラバージンオリーブオイルを毎日食事に使用するということを

4週間にわたって行いました。

 

おそらく、オリーブオイルは加熱に向かないものなので、

サラダにかけるとかしたんでないかな。

 

痩せグループでは、褐色脂肪組織の活動増加による血中一価不飽和脂肪酸

が大幅に増加したそうな。

 

いや、オリーブオイル自体に一価の不飽和脂肪酸多いから、

褐色脂肪組織が活性化したってことにはならんような・・・

 

でも、太り過ぎ、肥満グループでは血中での不飽和脂肪酸の増加は

見られなかったんだそうな。

 

・・・単に脂肪細胞にため込まれただけでは・・・

 

痩せグループではレプチンの増加も確認されたけど、太り過ぎ、肥満グリ―プでは

増加しなかったから。。。

 

レプチンはホルモンの一種で、脂肪細胞から放出されます。

お腹いっぱいになるとでるホルモンだと思ってもらえばよいかな。

もう食べる必要はないってのを脳に伝えるのと、

カロリー消費を上げる効果があります。

 

つまり、普通に食事すればレプチンが増加するのは当然なわけですが、

肥満になるとレプチン抵抗性がでてきて、レプチンの放出が鈍るわけ。

 

何が言いたいかというと、肥満の人はレプチン抵抗性が上がっており、

食事によってレプチンの増加が起こらないのは当然ってこと。

 

何、これ。。。

 

 

まあ、オリーブオイルは体によいので、

毎日食事に少しずつ取り入れることは非常に有意義だとは思います。

 

ただ、それで痩せるか?って話は別問題。

 

 

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