O/W型乳化とW/O型乳化

乳化の基本的話。どっちがどっちかわからなくなるので

界面活性剤にはO/Wが特異なものとW/Oが得意なものがあります。

原料メーカーの資料とかでよく見ます。

正直、どっちがどっちかわからんので、「お、おう」って感じになってしまいます。

基本中の基本ではありますが、今更ながら勉強してみました。

 

O/WはOil in Waterの略で水の中に油ってこと。

水中油滴分散型乳化というそうな。

 

W/OはWater in Oilで逆に油の中に水ってこと。

油中水滴分散型乳化というそうな。

 

つまり、前に来ているほうが少ないと覚えておけばOKやね。

 

食べ物で喩えると、牛乳とかマヨネーズはO/Wで、

バターやマーガリンはW/Oとなります。

 

化粧品のほとんどはO/Wになるかな。

乳液とかクリームとかね。

 

ただ、昨今ではオイルをジェル化したりするので、

W/O型の界面活性剤の需要が高まっているそうな。

 

さらに複合型乳化ってのもあって、W/O/W型とO/W/O型があります。

やべ、ちょっとわけわからんくなってきた。

 

図にすればわかりやすいな。

 

まあ、なんか意味があるのかはわかりませんが・・・

なんか使用感が良くなるそうな。

高い技術力を必要とするので、そのアピールにはなるでしょうが、

一般的にはやっぱりわかりずらいですよね。

 

HLB 値(親水親油バランス)と呼ばれるものがり、界面活性剤の

親水性と親油性の相対的強度の指標として用いられます。

概して、HLB 値が大きいほど親水性の強度が強く(O/W 型エマルションを形成しやすく)、

小さいと親油性の強度が強い( W/O 型エマルションを形成しやすい)ってことらしい。

 

HLB値が3~6がO/W型乳化をするのに適した界面活性剤で、

HLB値が8~18がW/O型乳化をするのに適した界面活性剤なんだそうな。

 

そいうえば、そんな数値書いてあるな・・・

 

 

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