美容成分事典

著者:白野実氏、かずのすけ氏

買って読んでみた。

かずのすけ氏だけであれば、買わなかったけど、

白野氏との共作ってことで興味があったので。

 

正直、サプリメント事典みたいなものを想像していたのですよ。

サプリメントの原料はそりゃもう、星の数とまではいかないですが、

結構な数がります。

OEMメーカーには原料メーカーの資料があいうえお順で整理されて、

並べられていたのですが、その量ときたら・・・

百科事典みたいなファイルがパンパンになるくらい詰め込まれたものが、

100冊近くありました。

 

まあ、それらをコンパクトにまとめた本ってのは重宝しました。

仕事柄ね。

 

それらを厳選して、五十音順に並べて、簡単にどんな成分か紹介している本があります。

何種類かでています。効能からも調べられるので、1冊あると便利です。

最終的にはその本よりもムダに詳しくなってしまいましたので、最近は滅多にみませんが。。。

 

 

それはさておき、この本もそういうのであれば重宝するかなー

と思ったのですが、残念ながら、期待していたものではなかったです。

 

そういう本、だれか作ってくんねーかな・・・

できれば、一般向けではない玄人向けの。

1万くらいまでなら出すんで。

 

サプリメントは色々とそういう書籍あるんですけど、

化粧品の原料に関してはほぼないです。

少なくとも、私自身が欲しているレベルのものは皆無です。

 

ないなら、作ればいい?

えー、面倒くさいです・・・

 

 

内容は、どこかで見たことがあるものばかりで、

特に目新しいものはないですかね。

 

もし、あなたが初めて化粧品を作るってのであれば、

読んでおくと役に立つと思います。

製造側ではないですよ。販社としてPBを作る時ね。

(製造側の人間であれば、知ってなければならない内容)

 

私自身、作ってから知ったことが多く書かれているので、

知ってれば、何か違ったかもなーと思わなくもないです。

 

まあ、知らんでも作れちゃうんですけど。

知ってた方がいいのは当然で。

 

 

化粧品の選び方がわかるようになるってなコンセプトで書かれているので、

もちろん、かずのすけ氏に対して初見であれば、目に鱗的な発見もある

のではないかと思われます。

 

あと、見所の1つとされるかずのすけ氏と白野氏の見解の違いってのは、

あんまりないかなー。

基本、この書籍ではかずのすけ氏の主張がかなりマイルドになっているので、

意見が対立しようがないってところが原因かな。

 

トンデモ理論が展開されないので、ある意味では常識的でよいのですが、

読み物としては物足りないかなーってところがあります。

 

お値段1,600円+税とちょっと高いかなーとは思いますが、

業界初心者には役に立つ1冊だと思いますよ。

 

 

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