ナチュセラクリームのセラミド

現行、最多種のセラミド配合

ナチュセラクリームのセラミドについて、改めて述べておきたいと思います。

なんせ、リニューアルを繰り返しているので、正直、自分でもよくわからなく

なっていたりしてるので(笑)

 

ナチュセラクリームの特徴としては、セラミドの種類が多いってこと。

セラミドってもヒト型セラミドですよ。

植物セラミドとか擬似セラミドとかはカウントしてません。

 

・セラミドEOP(セラミド1)

・セラミドNS(セラミド2)

・セラミドNG(セラミド2)

・セラミドNP(セラミド3)

・セラミドAS(セラミド5)

・セラミドAP(セラミド6Ⅱ)

・セラミドEOS(セラミド9)

 

化粧品原料として表記できるセラミド7種類をすべて網羅しています。

セラミドNSとセラミドNGはどちらもセラミド2ですが、

化学構造が違うので別物ってことでいいと思います。

学術上のセラミド2はセラミドNSになります。

 

学術上、セラミド2は肌に最も多いセラミドではありますが、

あくまでそれはセラミドNSであって、セラミドNGではない・・・

というややこしい話ではあります。

 

さらにセラミド1は学術上セラミドEOSですが、

化粧品業界ではセラミド1はセラミドEOPとなります。

 

これに加え、天然ヒト型セラミドが入っており、

・セラミドNP t18:0 C16:0

・セラミドNP t19:0 C20:0

・セラミドNP t20:0 C20:0

 

・セラミドAP t17:0 C14:0h

・セラミドAP t17:0 C16:0h

・セラミドAP t17:0 C17:0h

・セラミドAP t18:0 C18:0h

・セラミドAP t18:0 C20:0h

・セラミドAP t18:0 C22:0h

・セラミドAP t18:1 C22:0h

・セラミドAP t18:1 C23:0h

・セラミドAP t18:0 C24:0h

・セラミドAP t18:1 C24:0h

・セラミドAP t20:0 C24:0h

・セラミドAP t18:0 C25:0h

・セラミドAP t20:0 C25:0h

・セラミドAP t18:0 C26:0h

・セラミドAP t18:1 C26:0h

・セラミドAP t20:0 C26:0h

 

と、分子種の異なるセラミドが19種類含まれています。

現状342種類以上のセラミドがヒトの肌で同定されています。

 

tのほうがスフィンゴイド塩基の炭素数:二重結合の数

Cのほうは脂肪酸の炭素数:二重結合の数

合成品のセラミドは

セラミドNP t18:0 C18:0

セラミドAP t18:0 C18:0

となっているので、APのほうが1個かぶってんな。

 

ってことで7+18=25種類のヒト型セラミドを配合しているってことになります。

 

あとセラミドDPが2種類同定されており、

こちらはセラミド7の類似物になります。

まあ、ヒト型ではないので、数には含めませんが。

こちらは水酸基(OH)を5個も持っているかなり特殊なセラミド。

ヒト型セラミドが水酸基が2~4となります。

 

水酸基が多いほうが水素結合能が高くなり、膜構造が安定しやすいと言われます。

もしかしたら、ヒト型セラミド以上に高い保水性、バリア性を発揮するかも・・・

とも言われているとかいないとか。

 

また、同定できていなだけでまだ数種類は存在しているといわれています。

まあ、微量すぎて同定できないって話だとは思います。

 

これ以上となると、あとはセラミド3B、セラミド3Cが存在しているので、

こちらを配合するくらいかなー

あんまり意味はないですけど。

 

セラミドの総量は0.47%以上。

地味に上がってんな・・・

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