黒麹もろみ粕粉末

ナチュセラの素の代替品の候補

ナチュセラの素に使われている焼酎もろみ粉末ですが、

廃盤となってしまっており、今ある分が無くなってしまうと、

ナチュセラの素は製造不可となります。

今期中にはほぼ間違いなくなくなります。

 

展示会にいったり、あちこちで似たような原料がないか当たってもらってたのですが、

全然目ぼしいものが見つからない状態でして・・・

正直、諦めていました。

 

まあ、不思議なもので、探すの止めるとひょっこり出てきますよね。

良さ気な原料見つけました。

 

それが黒麹もろみ粕粉末

 

何かというと、泡盛のもろみを粉末化したものになります。

一般的に使われる麹は黄麹ですが、沖縄は高温のため、

黄麹でのお酒造りは難しい。

 

そこで使われているのが黒麹。

見たまんまに黒いです。

黒麹はクエン酸を産生する力が強いでの、

クエン酸によってpHが酸性になり、雑菌が繁殖しにくくなります。

結果、沖縄の環境でも安定してお酒を造ることができるってなわけです。

 

 

天然ヒト型セラミドは発酵粕から精製されていますが、

これは麹由来のものとなります。

焼酎粕であればサツマイモ、醤油粕であればダイズが元となりますが、

あんまりそこは関係ないです。

 

こちらは泡盛の粕となりますので、ベースは米です。

まあ、米にもセラミドは含まれていますので、

両方からのセラミドが期待できます。

 

天然ヒト型セラミドも含まれてはいると思いますが、

あくまで食品なのでグルコシルセラミドがメインとなります。

前の原料のように規格してあるわけではないのですが、

含まれているのは間違いないと思われます。

 

アミノ酸量は焼酎もろみ粉末よりも多いです。

1.5~2倍くらい。

黒麹のほうが発酵させる力が強いためだと思われます。

 

たんぱく質が分解されているものになるので、

アミノ酸、もしくはペプチドの形状で含まれているので、

何かしらの機能性を期待できると思います。

まあ、具体的にデータがあるわけではないですが、

体によいのは間違いないです。

 

さらにクエン酸が多く含まれています。

疲労回復効果とか、今の物よりも高くなるのではないかと思われます。 

 

黒麹菌は胞子が黒く、仕込みの際に蔵が真っ黒になるわ、

職人さんの鼻の穴が真っ黒になるわで、大変だってことで、

変異株である白麹が分離され、こちらが主流となっています。

 

色のついている成分、特に黒いものってのは

何かしらの有用な成分である場合が多いのですが、

黒麹がなぜ黒いのかってことについてはほとんど研究されていません。

 

何かしらの特異的な成分が含まれているから黒いわけですが、

そいつが何かってのはわかってないわけ。

 

何かしらの有効成分ではあると思うんですけどね・・・

 

当然ではありますが、この成分も含まれていることになります。

 

あとは、酵素の塊みたいなもので、泡盛のもろみには

大量に生きた酵素が含まれています。

残念ながら酵素活性は滅菌処理で失活してしまうのですが、

酵素の素としては非常に有用な働きをしてくれます。

 

近々、入手する予定ですので、一度試していただけたらなーと思っています。

 

 

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