ヒキガエルの分泌物がヤバイらしい

1回の使用で1ヶ月ハッピーに

ヒキガエルの一種から採取される分泌物の粉末には、

長期にわたり人を幸せにする作用があるとの研究結果が発表されました。

 

A single inhalation of vapor from dried toad secretion containing 5-methoxy- N, N-dimethyltryptamine (5-MeO-DMT) in a naturalistic setting is related to sustained enhancement of satisfaction with life, mindfulness-related capacities, and a decrement of psychopathological symptoms 

 

コロラドリバーヒキガエルというヒキガエルの一種から採取される分泌物に

5-メトキシ-N,N-ジメチルトリプタミン(5-MeO-DMT)という物質があるそうな。

 

コロラドリバーヒキガエルは強力な毒を持っているカエルですが、

この毒の一種が5-MeO-DMTとのことらしいです。

神経毒で、ペットなんかが口にすると麻痺して死んでしまうケースもあるとか。

 

まあ、ぶっちゃけ5-MeO-DMTは指定薬物として規制されているので、

所持しているだけで捕まります。

昔は合法ドラッグってことで入手できたそうな。

当然、摂取しすぎると死ぬような代物なんすけどね・・・

 

で、この研究チームは「5-MeO-DMTが抗うつ作用を持つ」との知見を検証すべく、

チェコ・スペイン・オランダの3カ国から75人のボランティアを募り、

5-MeO-DMTを含む乾燥させたヒキガエルの分泌物から作った吸入薬を摂取してもらう

という実験を行いました。

 

同時に、実験前・摂取から24時間後・摂取から1カ月後の3回のタイミングで

「人生の満足度に関するテスト」を実施しました。

 

まあ、人生の満足度に関するテストって何?

とも思わなくはないですが。

 

結果、最終テストを受けた参加者のほぼ全員が

「気分の改善」「注意力の向上」「落ち込みや不安感の減少」があったと回答。

 

概して人生の満足度が向上したと報告しました。

つまり、1ヶ月にもわたり、5-MeO-DMTの効果が持続したと。

 

5-MeO-DMTがうつ病などの精神疾患の改善に役立つとの結論にいたるわけです。

 

しかし、実験に参加者75人のうち、24時間後のテストを受けてくれたのはたった42人で、

1カ月後の最終テストを受けた参加者に至っては、たった24人しかいなかったそうな。

 

ん?これはどういうこと??

51人はどこへ行った・・・

 

正直、データとしては使い物にならにような。

逆に51/75で、あまり望ましくない結果になったとも読み取れます。

いわゆるバッドトリップってやつが起こったのではないかと。

 

 

まあ、どっちにしろ最強の幻覚剤と言われる物質なので、使っちゃダメですよ。

このカエルを所持しているってだけでも捕まるって話です。

実際にアメリカのほうではそんな事例があるとかないとか。

 

あと、1回で1ヶ月効果が続くってのはこの実験だけではなんともいえないよなー

5-MeO-DMTは強力な効果があるけど、時間は短いと言われているので。

 

 

【関連記事】

薬物中毒の本当の原因?!

マイルドドラッグ中毒

<<<前          次>>>