バタフライピーエキス末

チョウマメ花エキス

昨今、色が変わるってことで、ドリンクなどに使われている

バタフライピーエキス。

蝶豆の花のエキスで、西陣織の染め物の原料として使われていた染料です。

 

花は青から紫色をしていますが、この色素の色はアントシアニンです。

アントシアニンなので、pHによって色が変化します。

ですので、レモンなどの酸性のものを入れると色が変化するってなわけ。

アルカリは青、中性は紫、酸性は赤紫になります。

紫陽花と同じっすね。

まあ、鮮やかな色になります。

 

成分はテルナチンと呼ばれるアントシアニンになります。

主な種類は9種類となりA1はアントシアニンの中でも

最大の分子量を誇ります。

 

ぶっちゃけ、着色目的で効能はないとされます。

あんまり研究されてないってほうが正しいかな。

 

ただ、アントシアニンですからね。

抗酸化作用はあるにはあります。

まあ、抗酸化成分としてあえて使うほど高いわけでもないです。

カテキンよりは高いってなくらい。

 

ただ、安定性は抜群で、一般的なアントシアニンの161倍とのこと。

分子量が大きいことに由来するのかな?

 

独特な構造をもっているテルナチンA1は、わかっていないだけで、

もしかしたら何か凄い効果が隠されているかもしれない・・・

ってな可能性はありますが、今のところは何もわかってないです。

 

化粧品原料としても存在しており、

用途は色素、表示名称はチョウマメ花エキス、デキストリン

 

500gから購入可能。

配合量は0.1~0.3%くらい。

 

 

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