どこまで配合することができるのか?
ちょっと疑問に思ってたことがあるんですよね。
それが何かというと、使用上限があるものってあるじゃないですか?
それを重ねて入れた場合、上限はどうなるのか?って。
具体例を挙げると、グリチルリチン酸ジカリウムは0.5%が上限となります。
(粘膜に使用せず、洗い流さないものとして)
似たような成分のグリチルレチン酸ステアリルを合わせて、
どこまで配合が可能なのか?と。
あとは、グリチルリチンを多く含む甘草エキス。
これらを組み合わせることで、限界を突破し、
薬並みの効果を発揮するものが作れるのかどうか・・・
結論をいえば、総量になるそうです。
グリチルリチン酸ジカリウムの安全性は確かなものではありますが、
あくまで使用上限内での話。
それを大幅に超えれば問題が起こりかねないです。
ですので、当然といえば当然か。
そもそも、グリチルリチン酸2Kを上限で使っているところは
ほとんどないですからね。
オールインワンならよいですが、普通は複数個使いますので、
ラインで使っても上限を超えないように配慮しているからです。
白斑問題は、これを無視して、あれもこれもと入れて、
使用濃度が異常に高くなって問題が大きくなったわけです。
似たような例で、パラベン類。
メチルパラベン、プロピルパラベン、エチルパラベンなどがありますが、
こちらもパラベン類の総量で1%が上限となります。
で、こちらも1%入れているところは稀です。
理由は同じです。
しかしながら、別の物質であれば、重ねて入れることができるそうな。
例えば
・グリチルリチン酸2K 0.5%
・酢酸トコフェロール 3.03%
・ビザボロール 1.2%
・アラントイン 0.3%
とかやっちゃってもいいそうな。
やってもいいけど、自己責任でってことらしい。
当然、加工先は嫌がるのとは思いますが。
まあ、緊急のポイント使いであれば、
そういうものがあってもいいかもしれませんね。
実際、医薬品として、これに近いものはでていますし。
どんな肌荒れも立ちどころに治す、
そんな魔法のクリームも作ることも夢ではないってね。
【関連記事】