原料開発にはお金かかるって話

超大手の話なので、我々下々のものには関係ない話です

自社で研究所をもっていて、自社で原料を開発できるとこなんて、

国内では片手で数えれるくらいしかないです。

この業界の頂点に君臨しているところの話なので、

うちのような中小零細には無縁の話です。

 

原料は原料メーカーから買えばいい話なのですが、

超大手は自前で新原料を作れるだけの技術と資金があるがため、

オリジナルの自社原料を作りたがります。

 

まあ、作らないといけないってほうが正しいか。

 

自社で研究所を抱えてるってのは、凄いことです。

維持するだけでもコストがかかるのに、研究費として莫大な

お金が必要となります。

 

つまり、莫大なコストに見合ったリターンを研究所は求められるわけ。

外部であれば「ダメでした」で済む話が、内部のことなので・・・

途中で止まることが許されません。

金脈が見つかるまで、掘り続けるしかないのです。

 

 

まあ、ハイリスク、ハイリターンなわけで、

金脈を見つけられれば、それはそれは会社に大きな貢献をすることになります。

近年では、シワに対する医薬部外品原料を開発し、

大ヒット商品が生まれました。

市場を新たに構築してしまうくらいの影響力がありました。

 

おそらく、今までの研究費を余裕で回収できるレベルだったと思われます。

 

ただ、さらにこれと同じ規模の成功を今後求められることになるので、

良いことばかりではないかもしれませんが・・・

 

 

で、ここまでの成果が出ることは稀で、

基本的には商品にこれらのコストが加算されます。

かなり割高で販売されることになります。

 

その原料が現行のものを遥かに凌ぐ、凄いものであれば

それに越したことはないのですが、そんなものはポンポンできるわけなく・・・

 

よくて、現状よりもちょっと優れている面があるってな

ものが多いです。

 

だって、何かしら作らないと、予算削られていまいますから。

 

 

まあ、業界を牽引している会社ってことで、

業界の進歩に貢献するのは義務なのかもしれませんが・・・

大変なことですよね。

 

 

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