ピウセリアBio

高機能の天然洗浄剤

高機能バイオサーファクタントとして打ち出していたのは、

三洋化成工業

デカい会社です。

 

こちらは微生物由来の界面活性剤になります。

まあ、この天然由来、とくに発酵によって作られた界面活性剤は、

扱いがとにかく難しい。

 

乳化補助剤として使えば、かなり優秀ではありますが、

合成界面活性剤フリーを謳いたいわけで、

これだと意味がないんですよね~

 

まあ、うちで加工するわけではないので、

やるのはOEMメーカーなんですが、

たいてい、難色を示されることが多い傾向にある、

それがバイオサーファクタントです。

 

問題点はとにかく扱い辛い。

乳化しないのなんの。

 

また、洗浄剤として使うと、洗浄性が非常に弱く、

頼りないものになってしまう傾向にあります。

 

 

そういう事情を踏まえて、

このピウセリアBioは、これらの問題を解決した、

天然由来の界面活性剤となります。

 

スピクリスポール酸とエチルグリコールのエステル化合物で、

非イオン界面活性剤になります。

 

特徴としては

・可溶化能が高い

・高い洗浄性を有す

・刺激性が少ない

 

可溶性については、正直、ものを見るまでは、なんともいえません。

みんな最初はいうんです。加工は簡単ですって。

で、実際に簡単だった試しはないです。

 

うちのクリーム作ってる時点で、使ってる加工先、

決して技術力が低いわけではないですからね?

むしろ高いっていってもいいくらい。

 

まあ、今までの物とは違うってのであれば、

期待したいところではあります。

 

 

発酵物の界面活性剤は、刺激性が少ないのと同時に、

洗浄性も低い傾向にあります。

まあ、それが利点ではあるわけですが、

洗浄剤として使えないものがほとんどなわけです。

 

ですが、このピウセリアBioは洗浄成分としても使えるくらい、

高い洗浄性を示すそうな。

クレンジング剤として、4%配合で洗浄性の試験をしています。

通常は10~20%くらい洗浄剤いれるので、少ない量でも

高い洗浄力を示しているといえるかも。

 

 

ただ、残念なことに、まだラボレベルでの試作品であり、

本製造までは時間がかかるとのこと。

まだ表示名称も決まっていません。

 

今後に期待って感じですかね。

 

 

【関連記事】

【悲報】新しい界面活性剤、使用が非常に困難

サーファクチンNa

<<<前          次>>>