脂肪と脂肪酸

同じようで同じではないです

以前にも書きましたが、脂肪と脂肪酸がごっちゃになっているって人が多いみたいで。

 

脂肪と脂肪酸の関係は、

タンパク質とアミノ酸の関係、

デンプンとブドウ糖の関係といえばわかりやすいかな?

 

タンパク質はアミノ酸で構成されており、

分解すれば最終的にはアミノ酸になります。

同様に、脂肪を分解すれば脂肪酸になります。

 

栄養学の基礎中の基礎なので、義務教育中に習うんでないかな。

脂肪の化学式はこんな感じ。

Rの部分に脂肪酸。

グリセリンに脂肪酸が3個くっついたものになります。

分解すると、脂肪酸3個にグリセリン1個となります。

 

 

こんなの見たことある人、多いと思いますが、

右の何とか酸ってのが、脂肪酸になります。

リノール酸とかステアリン酸とか、よく聞くと思います。

 

これを見ると、例えばオリーブ油は大半はオレイン酸でできている・・・

と勘違いしてしまっても仕方がないことです。

 

これは、あくまで上の化学式のRの部分に該当するものが、

オレイン酸が占めているって話。

 

ですので、オリーブ油の性質が、オレイン酸とイコールってわけではないです。

 

ちなみに、脂肪酸はセラミドの構成成分でもあります。

スフィンゴイドと脂肪酸でセラミドです。

脂肪ではないんです。

 

まあ、知ってても知らなくても、どちらでもいい話ですが。。。

 

 

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