生物学ってどの辺までが一般常識なの?

時々、わからなくなります

ちょっとお酒のウンチクを披露したら、

「どこでそんなこと習うの?」といわれました。

んー??一般常識じゃね?と思ったわけですが、

そうではないのかね・・・

 

ちなみにウンチクは

酒は百薬の長ってのは、アルコールが体内で酢酸になるからなんよー、

酢は体にいいっていうでしょ?ってな話。

 

アルコールは肝臓のアルコール分解酵素で、アセドアルデヒドになって、

さらにアセドアルデヒド分解酵素で酢酸に分解されます。

 

ただ、日本人の約半分くらいはアセドアルデヒド分解酵素が十分に作れないので、

そういう人はただの毒でしかないのですけどね。

 

この辺の話は、まあどこかで聞いたことないですかね?

特に習った記憶はないですし。

 

まあ、飲み過ぎると、この分解の工程でNADPが消費されるので、

肝臓のクエン酸回路が鈍るので代謝が鈍って、糖が脂肪に転化するんですけどね。

ビール腹っていうのかな?の原因はこれです。

また、お酒の飲み過ぎは脂肪肝を引き起こすのもこのため。

 

 

まあ、前置きはこれくらいにしておき、こんな質問が。

「DNA云々言っている化粧品は詐欺なのか?」

 

(。´・ω・)ん?

 

化粧品でDNAを変えることはできないから、

そういう商品はインチキなんですよね?

とのことですが、どこから説明すればいいのか・・・

おそらくDNAが何かってとこからですよねー

 

DNAを変えることはできないってのは、まあそうですよ。

DNAを変えることができたら、そりゃ発がん性物質ですわ。

 

まあ、DNAってのは簡単に変わりますけどね。

細胞分裂の際のコピーミスは1日3000回くらいの頻度で起こります。

このコピーミスは異物として処理されますが、

稀に処理されずに残ることがあります。

これが癌細胞ってなわけ。

 

紫外線はDNAを傷つけるのですが、

それを修復することができます。

ただ、ここでもミスが生じることがあり、

これが癌細胞となることがあります。

まあ、皮膚がんってやつね。

 

つまり、化粧品でDNAが変わらないってのはあたりまえのことで、

あったらヤバいっしょ?

 

ですので、化粧品がDNAに作用するなんてアホなこと言っているとこはないと思います。

え?ないよね??

 

ただ、遺伝子には作用するものはあります。

DNAと遺伝子を混同しているのかな?

DNAってのはデオキシリボ核酸って物質で、

ATCGの4種類があり、その配列が遺伝情報になります。

 

あー、この辺説明むずいな。

 

つまり、DNAの特定配列が遺伝子ってわけ。

 

たとえば、コラーゲン合成を促進するってことはですよ、

コラーゲン合成酵素が増えているわけで、

合成酵素を作る遺伝子を活性化しているわけです。

 

その証拠として、mRNAを調べるて増えていますよー

ってなデータを出すわけです。

 

何が言いたいかっていうと、遺伝子に働きかけるってのは、

まあ当たり前のことで、特に珍しい話ではないってこと。

 

 

最近の流行だと、時計遺伝子云々ってやつかな。

昼と夜とでは働いている遺伝子が違うけど、

昨今の生活習慣によって、その遺伝子が乱れているから、

それを正そうってな話。

 

遺伝子のON、OFFをする物質があるわけで、

それを取り入れれば、そのような作用がでるのは

当然のことで、別におかしなことではないですよ?

 

遺伝子のON、OFFって話もイメージしにくいかな・・・

 

 

まあ・・・わかりにくい話ではあるので、

なんか凄そうな雰囲気で押し通すほうが楽ですから、

ちょっと怪しくみえてしまうのかもしれませんね。

 

 

余談ではありますが、DNAなどの核酸そのものが原料としてありますが、

これに関しては個人的には意味がないと考えています。

 

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