メドウフォームエストリド

擬似セラミドになるのかな?

こちらは一丸ファルコスの原料で、メドウエストリドという原料。

油剤なんですが、水分を5%ほど含有できるかなり変わった特性をもっています。

5%程度であれば、乳化剤なしで水分が混ざるってことです。

 

表示はメドウフォームエストリド

メドウフォーム油から加工して作るんだとか。

 

メドウフォーム油はリムナンテス科植物メドウフォームの種子から得られるオイルです。

正直、どんな植物かはよくわかりません。たぶん1年草だと思います。

エイコセン酸を多く含み、その他はエルカ酸、ドコサジエン酸と組成が珍しいオイルです。

 

これをどうしたかはちょっとわからないですけど、

手を加えてセラミド様作用を持たせた原料になります。

比較しているのはセラミド2(NS)です。

なんと、メドウステリドはセラミドと同等の力があるのだとか。

まあ、コントロールは何もしないになっているので、

これがどちらも入ってないクリームだったら、もう少しわかりやすいかな。

多分、下方に向かうので、インパクトに欠けるデータになるでしょうが。

 

さてさて、本題はこれからでして、メドウステリドとセラミドを混ぜると

安定性が増すので、セラミドを高濃度で配合できるんだとか。

 

セラミドは高濃度で配合すると結晶化します。

ぶっちゃけると、そこまでの濃度をは配合することはないんですけどね。

対策としては、セラミド3とセラミド6Ⅱを合わせて入れておくと

結晶かしずらくなります。

 

メドウステリドは液体の油なので、これにセラミドを溶かすことで、

結晶化を防ぐことができるそうです。

 

なんと、オイルに5%配合させられるんだとか。

そいつは凄いけど、原価も凄いことになりそうですよね。。。

 

 

擬似セラミドとヒト型セラミドを合わせるのは、

あまり望ましいことではないです。

お互いが拮抗してしまうので。

 

ただ、この場合はどうなんでしょうね?

溶かすだけでなく、効果も見てほしかったかなー

なんて思ったり。

 

 

まあ、このメドウフォームエストリド、セラミドより安く買えて、

セラミドに近い効果があるのであれば、売り手としては非常に

優秀な原料であるといえます。

 

安くて、保湿性の高いクリームとか作れそうですよね。

 

 

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