石鹸の機能成分は無駄無駄むだああああぁぁ!!

ということはないと思いますけど・・・

石鹸に機能性成分を入れても、洗い流すから意味なくね?

という論調の話はよく聞きます。

 

とはいえ、昨今は石鹸に限らず、洗顔剤、シャンプーに機能性成分を入れる

傾向にあります。

 

まあ、この議論は今後も続いていくと思いますが、

うちの見解を話しておきます。

 

 

そもそもの始まりは、旧ナチュセラソープ。

こちらは原料メーカーが作った石鹸を、パッケージを換えただけのでした。

天然ヒト型セラミドが高濃度で入っているってのがウリの石鹸です。

 

すでに廃盤となっているのですが、

こちらの石鹸はちょっと特殊な性質がありました。

 

しっかり泡立てて、泡パックをすれば、

ツッパることなく、肌が潤うのですが、

泡パックせずに、即効で洗い流すとスゲーツッパるんです。

 

メカニズムは正直わからんです。

ただ、そういう現象が実際にあったわけです。

 

その理由付けとして、泡パックすることで

セラミドが肌に浸透するからではないか?

と考えたわけです。

 

 

で、廃盤になったあと、色々な石鹸を試したり、

実際に自分で作ってみたりと試行錯誤したわけですが、

そのなかでわかったことの1つは、セラミドが入っているか否かで、

全然違うってこと。

 

ちなみに、石鹸の泡をシェービングの代わりにして、

髭を剃るわけです。

 

結構過酷な使い方だと思います。

泡を長い時間肌におくのと、肌を物理的に削るわけです。

だいたいの石鹸では、かなり乾燥します。

 

この過酷な使い方で、「これはよい!」と思ったのは

すべてセラミド入りでした。当然、ヒト型です。

 

正直に言えば、意味ないのであれば、

抜きたところでした。

だって、コストが下がりますから。

 

しかしながら、セラミドを入れないって選択肢は

この時点でなくなりました。

 

経験則ではありますが、石鹸にセラミドを入れるのは

意味ないどころか、非常に大事だってのが個人的見解。

 

もちろん、ある程度の濃度は必要になりますが。

 

 

その他の成分に関しては、正直、なんとも言えません。

 

石鹸の良し悪しを決める大きな要因は、

ファットオイルになります。

 

鹸化は脂肪酸とアルカリ剤が反応してできますが、

通常は脂肪酸、つまりオイルが多めに配合されます。

アルカリ剤が多いとアルカリが強くなるので、

それを防ぐためと、この余分なオイルが洗い上がりを

しっとりさせてくれます。

 

ということは、オイル以外の機能性成分も意味があっても

おかしくはないのかなーと思うわけです。

 

ちなみに、現ナチュセラソープは有効成分は全て粉末原料。

ですので、配合濃度はかなり高いです。

クリームとかと変わらないくらいの濃度です。

 

これだけ濃ければ、何かしらの効果はあるんでないかなー

 

あとは、抗酸化作用の高い紫茶エキス、オリザノールを配合しているので、

石鹸自体の酸化を防いでくれます。

 

中和法などで、きっかりオイルを鹸化させれれば

酸化するってことはないですが、

ファットオイルは酸化するので、酸化防止剤は必要になります。

 

酸化した石鹸は肌に悪いので、

酸化防止剤はとても大切です。

 

 

ただ、実際に使ってみて、違いがさっぱりわからんというのであれば、

あえて値段が高くなっている機能成分が入った石鹸を使う必要性はないかな~

とは思います。

 

昨今の傾向では、機能成分を石鹸にも入れるところが多いので、

まあ、そういうことなんだとは思いますが。

 

 

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