ミネラルオイル、お肌に悪い?!

ミネラルオイル(鉱物油)

石油由来の油ってことで、何かと敬遠されがちではありますが、

まあ、ぶっちゃけ自然派化粧品とかオーガニックなんたらとか言ってる会社が

自社商品の優位性を出すために行われたネガティブキャンペーンが原因なんですよね~

 

かつて、ミネラルオイルは油焼けすると言われていました。

ミネラルオイルが原因ではなくて、ミネラルオイルに含まれる

不純物が原因で起こっていたんですけどね。

昔は純度が低く、トラブルの原因になっていたってのは事実。

 

ただ、もはや過去の話で、現在は純度が非常に高い製品ができており、

トラブルが起こることはないです。

 

 

まあ、双方の言い分を見ていくと、対立構造が鮮明に見えてきて面白いので、

並べて見ていきましょう~

 

【自然派とか無添加とか主張しているとこの言い分】

●被膜作用が高く、毛穴に詰まりやすい

●浸透せず肌表面に残るので、落とすのが非常に大変

●美容効果がない

●プラスチックなどの工業用品の廃油で作られている

●皮膚呼吸の邪魔をする

 

プラスチックやビニール袋と同じ石油由来ってことで、

ミネラルオイルをこれらと同じようにとらえているみたい。

ミネラルオイルを塗ると表面にビニール袋を貼っているのと同じだ・・・みたいな?

その結果、皮膚呼吸が・・・って話になります。

まあ、そんなことはないんですけどね。そもそも皮膚呼吸って(笑)

皮膚呼吸ってのは比喩的な表現であり、皮膚が呼吸しているわけではないっす。

 

毛穴に詰まりやすいって、ミネラルオイルはほとんど酸化しないので、

固まらないんですけどねー

まあ、洗顔剤を使わないと肌に残ったままになるのは確かですが。

 

落とすのが非常に大変ってのは、メイクによく使われており、

メイクはクレンジング剤を使わないと落ちないので、

ミネラルオイルは落ちにくいというイメージになっているのかな?

まあ、メイクは落ちにくい処方になっており、

別にミネラルオイルだから・・・ってわけではないんですが、

イメージは落ちにくそうって感じるから仕方のないことか。

 

美容効果がないってのは確か。

まあ、悪さもしないけど、よい効果もないってのが

ミネラルオイルの立ち位置だと個人的には思います。

 

廃油を使っているってのは悪意がありますねー

石油は様々なものに分けられるわけで、

決してカスを使っているわけじゃないですよ。

製造過程で派生するものの1つってだけで。

 

 

さてさて、これはあくまで「自然派」が先に売ったケンカになるわけですが、

当然、反論は出てくるわけです。

まあ、こういう反論に対して、よく「自分ところが使っているから肯定したいだけでしょ?」

なんて浅はかなことをいう輩がいますが・・・

これは情報戦であり、ここは戦場なんです。

撃たれたのに黙って受け入れるわけにはいかないんですわ。

でないと蹂躙されておしまいですから。

 

 

【自然派の主張への反論】

●浸透しないので、アレルギーなどがなく安全

●安定性が非常に高いので、酸化による劣化がない

●ベビーオイルもミネラルオイル

 

はっきり言って、自然派の主張ってのは偏見以外の何ものでもないので、

直接の関係者以外も反論しています。

 

それだけに留まらず、植物油はアレルギーの可能性があり、

むしろオーガニックは危険だとのカウンターも行っています。

 

繰り返しになりますが、ミネラルオイルは毒にも薬にもならないものなんですが、

安全性は高い原料であるのは間違いないです。

 

ちなみに、みんな大好きワセリンも鉱物油なんですが、

この扱いの差はなんなんでしょうね。

もちろん、こちらも安全性は非常に高いです。

 

 

まあ、敢えてミネラルオイルを使っているものを選ぶ必要性はないのですが、

ミネラルオイルを使っている=粗悪品と判断するのは勘弁してほしいかなーと。

 

 

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