展示会に行ってきました⑦

国産エキスシリーズ編

国産の地域が限定されている原料ってのは、

まあ、見た目はいいですよね。

その地方を応援しているって感じも出ますし。

 

この辺で上手なのがサティス製薬なんです。

見せ方うまいんですよねー

意外に低価格で提供してくれますしね。

 

さて、そんな感じの展開をしているところを2社ご紹介。

1つはヤマダ薬研。

漢方薬を扱う会社で、かなりの老舗。

漢方っぽいものから、最近の流行まで幅広い原料を扱っています。

 

色々ありますが、注目原料を数点ピックアップしておきます。

①奈良吉野のサクラ花エキス

サクラ花エキスといえば、オリザ油化の専売特許みたいな感じですが、

こちらは吉野桜を採用。

吉野の桜は有数の名所です。

イメージとしてはこちらのほうがよいと思われます。

 

ちなみに品種は同じ、サトザクラで八重桜になります。

サクラ花エキスのなにが大変かって、花びらを集めること。

人海戦術で、花びらが散る前に収穫しなきゃならないので、

なかなか真似できなかったんですよ。

 

機能性はオリザのものとほぼ同じ効果が期待できます。

濃度は薄めなので、配合量は多く入れる必要があるかな?

 

②宮崎県高千穂山系のヒュウガトウキ

日向当帰と書くんですが、神の草とか幻の薬草だとか、

ちょっと仰々しい呼ばれ方をされる薬草です。

表示はアンゲリカフルシジュガ花/葉/茎エキス

いろんな部分を使っていますね。

 

免疫系の活性作用があるのですが、正直、化粧品での効果はよくわからん。

だた、なんかカッケ―よなーと思った次第です。

 

③滋賀県草津市のアオバナエキス

オオボウシバナってのが本来の名前らしいのですが、

青い花をつけることから、アオバナと呼ぶことのほうが多いです。

草津市の市の花として指定されています。

 

花だけでなく、地上部すべてを使っていますので、

表示はツユクサ葉/花/茎エキスになります。

コラーゲン産生促進作用があるそうです。

 

まあ、有名なのは腸の糖を分解する酵素と結合して、

糖の分解を抑制、糖の吸収を抑制する効果のほうですけどね。

桑の葉と同じ作用です。

 

 

もう1社は日油。

こちらはリピジュアとかセラキュートとかが有名ですが、

植物エキスも扱っているんです。

まあ、知らんかったですけどね。

沢山ありますが、一部ご紹介。

 

①陽光桜花エキス

またもやサクラ花エキスです。

こちらは愛媛県の陽光桜の花びらから抽出したエキス。

八重ではなく、一般的な5枚の花びらからなるやつです。

 

抗酸化作用、女性ホルモン様作用があるそうです。

 

こちらもオリザよりも薄いですね。

 

②熊本天草産の海藻エキス

フロロタンニンと呼ばれる海洋性ポリフェノールを抽出した原料。

抗糖化作用、細胞賦活作用、抗炎症作用があります。

有効濃度は0.5~1%くらい。

食品のほうでは、脂肪の吸収を抑制する効果があります。

 

 

 

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