ヤマブドウ樹液

ようやく製品化したそうです。

株式会社佐幸本店(岩手県久慈市)と東京農工大学農学部の

共同研究により、ヤマブドウ樹液の化粧品原料が完成したそうです。

 

3、4年くらい前から展示会で見ているので、本当にようやくって感じです。

販売体制が整ったら連絡おくれと頼んでいたのですが、

まあ、もちろん連絡はきてません。

見積もりの依頼もしてきたけど・・・

たぶん、来ないでしょうな。

 

 

日本原産のヤマブドウは、岩手県が最も生産量が多いです。

で、ヤマブドウの樹液は、白樺とかメイプルの木とかと同じように、樹液が取れます。

 

ただ、取れる期間が1年のうち数週間しかない、非常に希少なものです。

白樺樹液みたいにジャンジャン取れるわけではないんです。

まあ、普段はヤマブドウを栽培しているわけで、

栽培期間中は取れないわけです。

 

また農薬を使っていたら、そこに混ざってきてしまいます。

何十年と無農薬を守ってきたからこそ、利用できるわけです。

 

樹液には糖分、ミネラル、ポリフェノールなどを含み、

まさに天然の保湿剤として、栽培農家では昔から

使われてきたそうな。

 

 

効果としては、保湿作用、細胞賦活作用、抗炎症作用などが

あることがわかっています。

 

ポリフェノールを高含有し、抗肥満、抗炎症、抗光老化作用を示す事が明らかになっています。

 

 

とはいえ、水ですが、非常に希少。

繰り返しになりますが、1年で1回しかとるチャンスがないんです。

その分、価格に反映されてしまうのは仕方ないこと・・・

 

精製水替わりに使おうなんて、とても無理。

化粧品原料でも高価な部類に入ってくるお値段ですわ。

 

まあ、入れるとしても1%入れるかどうかってところになるかな。

それにどれだけの意味があるのかと問われると、

ちょっと返答に困るかも(笑)

もっとも、それだけでも高い活性があるそうなんですけどね。

 

 

フェノキシエタノールを防腐剤として0.8%入れたものが

製品として販売されているとか。

 

使用感は凄いしっとりしますが、まあ、原液であればこそ・・・

 

大手が数量限定で採用をしているみたいですが、

さてさて、どうしたものかな~

 

 

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