歳を重ねると、幹細胞が存在する領域が減る
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s3b67276d0eccefb9/image/i63a8e6fe0240de5e/version/1479660499/image.jpg)
日本メナード化粧品からの発表になります。
皮膚の幹細胞に関する研究を行って13年、ついに肌老化の原因を解明したとのこと。
まず、原因究明の鍵となったのが、皮膚の幹細胞が存在している領域を発見。
その領域をステムバイタルエリア(SVA)というそうな。
このSVAが縮小することで、幹細胞が減るのか、幹細胞が減るからSVAが縮小するのかは
よくわかんないんですが、まあ、肌老化の原因はSVAが縮小することで起こると
いうわけです。
上図だと、60代で20代の半分になってますな。
表皮幹細胞が存在している領域では「ラミニン332」が特異的に発現しており、
真皮細胞が存在する領域は「Ⅴ型コラーゲン」が特異的に発現しています。
で、上図ではラミニン332は緑、Ⅴ型コラーゲンは赤で染められている部分になります。
ラミニン332は、は基底膜という構造と細胞を結合する接着装置である、
ヘミデスモゾームという装置の主要な構成分子です。
んー、よくわからんですな。
まあ、表皮と真皮の境にある基底膜ってのがあって、
そこで、表皮と真皮をつなぐ役目を担うものがあって、
それの1つの構成員がラミニン332ってわけ。
Ⅴ型コラーゲンはⅠ型コラーゲンにわずかに含まれるコラーゲンで、
まあ、よくわからんコラーゲンという認識です。
よくわかっていないってのが正しいか。
上図をみると、めっちゃあるように見えるんですけど・・・
幹細胞が少ないっていうことは、
それは新しく生まれてくる細胞が少ないということであり、
肌のターンオーバーが遅くなることを意味します。
シミやシワなんかの原因になるってわけさ。
で、開発したのが セミプレナローズエキスという原料。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/s3b67276d0eccefb9/image/i92d4f158ea59dd64/version/1479715986/image.jpg)
推測ですが、セミプレナローズとは、アルバセミプレナという品種のバラだと思われます。
赤ばらの祖であるガリカローズと双璧をなす白バラの祖、アルバローズ。
この古代のバラに最も近いといわれるのが、アルバセミプレナです。
白いバラのエキスってことになるのかな?
残念ながら、このエキスがどのような作用をして、
どのような効果があるかはよくわかりません。
近いうちに発表があるとは思いますが。
まあ、皮膚の奥のほうでこんなことになっているんですねー
現実的に、1/2まで減ってしまったSVAを元に戻すってのは
不可能なような気がします。
となると、予防が必要になってくるわけですが、
老化の原因はSVA領域の減少が大きな要因であるのは
間違いないとは思いますが、なぜ、SVAが減少するのかってのは
よくわからんのですよね。
この辺が明確になれば、見た目年齢に差をつける
切り札になるかもしれませんね。
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