ミドリムシとは何ぞや?

ユーグレナってやつです

ミドリムシなー

小学校のときに顕微鏡で観察しませんでした?

ミジンコやアメーバと一緒に。

 

小さいものを見るのって、テンション上がりません?

電子顕微鏡とかやばいですよね?

え?そでもない?

 

ミドリムシは植物で葉緑素をもっており、光合成する藻の一種なんですが、

繊毛をもっており、移動可能です。

つまり、動く植物ってわけ。

 

動物的要素と植物的要素を併せ持つ、かなり奇妙で珍しい生き物です。

 

よく別名としてユーグレナと呼ばれる場合がありますが、

これはミドリムシの学名です。

なんかカッコいいから読んでいるわけではないです。

(まあ、ミドリムシよりは断然カッコいいんですが)

 

 

さてさて、ここ最近耳にすることが多くなったのではないでしょうか?

ミドリムシとかユーグレナ。

 

元々はとあるベンチャー企業が始めた事業なのですが、

物凄い勢いで急成長、いまでは上場企業ですわ。

 

ミドリムシを大量に生産する方法を確立し、

ミドリムシの生産プラントを作っちゃった会社です。

当時は東京大学で研究されたとか、NASAが注目しているだとか

そんな話で注目されていました。

 

原料共有はしておらず、使いたければユーグレナ社にOEM依頼をだす必要があります。

原料メーカーってよりOEMメーカーに近いスタンスで最初はやってましたね。

 

今では、ミドリムシで食料問題を解決するだとか、エネルギー問題を解決するだとか、

宇宙事業に欠かせないものだとか、本気で思っている会社です。

うーん、ホントにそのうちやっちゃいそうな勢いなので、資本が集まるんでしょう。

 

ミドリムシで大儲けしようなんてせこい発想じゃあないんですよ。

ミドリムシで世界を救おうって会社です。

正直、若干引いちゃいますけど、凄い会社です。

 

 

それはさて置き、ミドリムシの効果についてですよね、おそらく知りたいのは。

ミドリムシの何が良いかって?

正直にいえば、クロレラとかスピルリナみたいな藻の粉末とそんな変わりません。

(一応、動植物どちらの成分も兼ね備えているので、種類は多いってことになってます)

ただ、ミドリムシは細胞壁をもっていないので、

細胞壁のあるクロレラ、スピルリナよりも消化吸収しやすいという利点はありますが、

クロレラはいまでは細胞壁破砕のもの主流ですからね・・・

 

一応、パラミロンという成分があり、難消化性食物繊維の一種。

食物繊維と一緒で糖や脂肪の吸収を穏やかにする効果があります。

また、尿酸値を下げるエビデンスがあり、特許をとっていたかな?

 

たまにユーグレナで痩せるとかいう話を聞きますが、

残念ながらユーグレナでダイエットはできません。

 

また、完全食といわれていますが、サプリで数粒飲む程度で、

1日の栄養素をすべて補うには程遠いです。

 

原料の目新しさ、開発エピソードなどなど、原料の効果とは関係ない

ところで「凄そう」ってのを演出している原料かなー

ってのが個人的な見解です。

 

 

最近は化粧品も出しているみたいです。

なんか、情熱大陸系の番組でやってたような?

 

原料の表示名は加水分解ユーグレナエキス

なぜかわかりませんが、配合目的が褪色防止剤ってなっているんですよね(謎)

 

クロロフィルは微量で緑色になるから、

ほんのり緑色したクリームとかになるのかな?

 

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