グルテンフリーは勘違いで流行っている?
グルテンフリーが何となく流行っているので、
グルテンって体に悪いっていうイメージがあったのですが・・・
そもそも、グルテンフリー食は何のため?
グルテンフリー食は小麦などの穀物に含まれる「グルテン」を摂取すると
異常な免疫反応が起きて、腸の粘膜に障害が起こる先天的な病気である、
セリアック病の治療として行われたものでした。
まあ、小麦アレルギーの一種ですね。
セリアック病はグルテンをとることで、腸の吸収不良が起き、
やせ衰えてしまう病気です。
そのため、グルテンフリー食は、セリアック病の人にとっては太るための食事ともいえます。
アメリカでは最近増えてきているらしく、20世紀中盤と比べると4~5倍になっているとか。
とはいえ、全体の1%くらいなんですけどね。
そのため、スーパーなどでグルテンフリーの商品が増え、
誰でも気軽に手に入るようになったことが、グルテンフリーの流行の背景にあるようです。
パラベンフリーの商品がいっぱいある⇒パラベンは悪い物だという刷り込みのように、
グルテンフリーがあるから、グルテンは悪い物だ、という誤った情報が流れたが
そもそもの始まりなのかもしれません。
また、テニスプレイヤーのジョコビッチもグルテンフリー食に切り替えたら、
試合に勝てるようになったなんて話もあり、グルテンフリーがさらに
広がることとなります。
しかしながら、セリアック病でない人にとっては、
あまり意味をなさないといわれています。
そういった、化学的根拠はなく、グルテンフリーの生活をしたからといって、
健康状態に有意な差が見られるわけでもないそうです。
それだけではなく、グルテンフリー食品はジャンクフード並の
砂糖、塩が入っているので、むしろ体に悪いというような
報告もあるそうです。
日本ではアメリカほどセリアック病の人はいません。
全体の0.7%くらいだと推測されています。
いないわけではないので、そういう人にとっては、
グルテンを避けるということは重要なことになってきます。
(死活問題ですからね)
また、小麦アレルギーがある人にも有効です。
無自覚な小麦アレルギーがあった場合は、
もしかしたら劇的な変化がみられるかもしれません。
とはいえ、パンや麺もいいけど、
日本人なら米が一番いいですよね。
我々は米を昔からずっと食べてきたわけですからね。
昨今はパンが米の消費を上回る時代。
グルテンは体に悪いって話も、米の消費を促すための
1つの方便としてはありなのかなーと思います。
コメ、食べよう―
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