センナエキス

便秘には劇的に効くのですが・・・

センナの葉は医薬品ですが、それ以外の部分は食品として使えます。

一般にサプリメントで使われるのはセンナ茎エキスになります。

センノシドという成分が下剤としての効果があるのですが、

葉の部分に多く含まれてはいるものの、茎にも含まれています。

 

まあ、葉も茎につながっているのですから、当然といえば当然な話ですが・・・

どこから葉とするかってのがしばしば問題になります。

 

葉軸はどっちに入るのかってね。

 

万が一、葉が混入すれば、医薬品になるわけで、

薬事法に抵触するわけです。

ぶっちゃけ、混入していたって話で回収されたって話は

よく聞きました。(今はどうかは知りませんが)

 

そのため、センナ茎エキスの使用は躊躇したもんです。

 

 

さてさて、センナエキスは便秘には非常に効果が高いです。

ほとんど下剤ですから。

葉でなくても十分効果は期待できます。

 

作用はセンノシドが大腸を刺激し、蠕動運動を活性化させます。

即効性が高く、飲んで8~10時間程度で効果がでてきます。

 

あくまで便秘の人が飲めばって話なので、

そうでなければ、もっと早く便意がでてきます。

飲み過ぎれば下痢になります。

 

また、痙攣性便秘(便秘や下痢を繰り返すタイプ)は症状を悪化する

可能性があるので使用は避けるように言われます。

ただ、便秘と下痢を繰り返すのは、大腸がんの前症状として挙げられるので、

薬とか飲むよりもちゃんと検査してもらったほうがいいですよ?

 

センナの効果は高く、即効性もあるわけですが、副作用もあります。

 

よく言われるのが、便秘薬を飲み続けると薬なしではでなくなるといわれますが、

センナも同様です。葉だろうが茎であろうが。

また、腸内で色素沈着が起こり、腸内が黒くなるそうです。

(その影響はどうなるのかは知りませんが)

 

飲み続けなければならないってのは、売るほうとしては理想的ではあるんですが、

使うほうとしてはたまったものではないわけです。

便秘という症状が治るわけではなく、悪化しているわけですからね。

 

何が起こっているかというと、大腸が自力で動かなくなっているってことです。

内臓の機能ってのは鍛えることは難しい話なので、

一度、この状況下になってしまったら、元に戻すのはかなり困難です。

 

もちろん、ここぞというときにピンポイントで使う分には問題はないです。

しかし、常用はかなりリスクが高いというのは知っておいたほうがよいです。

ましてや、ダイエット目的で使うのは論外です。

 

 

たまっている便がでれば、その分だけ体重は減ります。

別に痩せたわけではないのですが、数字は減るわけで、

その手のダイエットサプリは結構存在します。

 

まあ、痩せるわけではないですが、

便がでるってのはいいことですから、

その方向性は間違ってはないと思います。

 

ただ、センナエキスを使うのはあまり褒められたことではないです。

 

 

センナに代わって台頭してきた原料が

キャンドルプッシュ(ゴールデンキャンドル)という原料ですが、

別名ハネセンナと呼ばれるように、センナの仲間です。

 

センナのような副作用がない、安全な成分であるとの触れ込みですが、

まあ、センノシドが含まれているわけで、便通改善効果もそれの作用。

つまり、あんまり変わらないってことです。

 

強いていえば、センナと違ってセンナの葉が混ざる心配がないので、

売るほうとしては安心ってことですかね。。。

 

売れているといわれている商品に使われていたので、

意外に使っている人多いのな~と思ったので、参考までに。

 

 

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