ストレスによる肌荒れのメカニズムが解明

どうしてストレスで肌が荒れるのか?

ポーラ・オルビスグループの敏感肌専門ブランド、株式会社decencia(ディセンシア)が、

「ストレスがかかると肌が荒れる」という悩みの原因について業界で初めて解明したとのこと。

 

ストレスで肌が荒れるのは経験上知っていたけど、具体的にはよくわからない部分ではあったわけです。

まあ、おそらく複数の要因によるものなので、今回の解明はそのうちの1つだとは思います。

例えば、ストレス反応で出てくるストレス物質が炎症を促進するホルモンを作るだとか、

腸内環境が荒れるので、その反応が肌にでるだとか・・・

 

ストレスは自律神経系を乱しますので、

それに連動して、免疫系、内分泌系が乱れるので、

影響力は大きいわけであります。

 

 

さて、今回の発表で分かったことは、

ストレスによって、体温の低下が起こるそうな。

末端神経が委縮することで、表面の体温が低下すると。

 

で、体温が低くなるとタイトジャンクションの働きが低下するそうです。

細胞間をつなぎ合わせているもので、第二のバリア機能を有しているものです。

 

キュッとしていたものが、ダラっとしてしまうってわけですわ。

緩んでしまったタイトジャンクションの隙間からカルシウムイオンが漏れ、

このカルシウムイオンが正常な角質層を作るのに必要不可欠なんだとか。

 

結果としてカルシウムイオンが不足し、角質層の代謝が正常に行われず、

乾燥肌になるのだとか。

 

で、バリア機能が低下しているので、普段は入ってこない

アレルゲンが侵入し、肌が荒れるってことらしいです。

 

秋にもストレス肌対策商品を投入するそうです。

 

 

 

さてさて、これはストレスというよりも、

低体温による肌荒れのメカニズムのような気はしないでもないです。

もちろん、ストレスが体温の低下を引き起こす要因の1つではあるのでしょうが、

何も低体温を引き起こすのはストレスだけとは限らないわけ。

 

むしろ、冬の寒い時期に肌が乾燥する理由というほうが

個人的にはしっくりくるかな~

 

外の気温が下がるから、タイトジャンクションが不活性化、

結果として肌代謝の低下によるバリア層の弱体化。

だから夏は大丈夫でも冬になると肌が乾燥する・・・ってね。

 

タイトジャンクション関連でいえば、一丸ファルコスの原料である

マンダリンクリアに効果が認められていますので、この辺を使ってくるのかな?

 

血流関連はビタミンEとか?

 

新規の原料を使ってくるのかな?

この辺はちょっと楽しみではあります。

 

それはさておき、ストレスを避けるってのは非常に難しいですが、

体を冷やさないようにするのはすぐにでもできること。

夏場もクーラーで室内は冷え冷えですからね。

 

クーラー対策はしっかりとっていきたいところですね。

 

 

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