セラミド需要拡大の兆し?!

セラミドが美肌商品を中心に需要拡大の兆しがあるそうな

セラミドの需要が拡大している・・・

そんな記事を目にしたわけですが、とうとううちの時代が来たか!

と思ったら、残念、食品のほうの話でした~

 

きっかけは機能性表示食品の登場で多くの商品がセラミドでの申請、登録をしていることが挙げれます。

機能性表示食品とは、原料にエビデンスありますから、このデータと同じことが

この商品でも言えますよ!ってのを国に申請、認められれば効能効果を謳ってもいいというもの。

(かなり大雑把にいうとですがね)

 

原料にエビデンスがある⇒そのデータと同じ量の配合がある⇒国に申請⇒認可⇒機能性表示食品

ってな流れです。

商品にエビデンスは不要で、原料メーカーのデータやトクホに使われたデータを流用してもOK。

データを取る必要がないので、コストが格段に抑えられます。

電話帳くらいある書類を用意する必要があり、自力でやるのはちょっと難しいので、

代行してくれるところでお願いします。相場は300万円くらい。

トクホを取ろうと思ったら億単位の金が必要になるので、格安です。

しかも、トクホよりも表現が過激にできます。

 

ぶっちゃけ、本当にちゃんと見てるのか疑わしいくらい簡単に通るそうです。

まあ、あくまでトクホと比べると、ですけどね。

 

 

どのような表示をされるの一例ですが、

 東洋新薬の場合、

「本品には、米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、

肌の保湿力(バリア機能)を高める機能があるため、肌の調子を整える機能があることが報告されています。」

「本品には、米由来グルコシルセラミドが含まれます。米由来グルコシルセラミドには、

肌を乾燥しにくくするのを助ける機能があることが報告されています。肌が乾燥しがちな方に適した食品です。」

 

愛しとーと(旧HRK)の場合

「本品には、こんにゃく由来グルコシルセラミドが含まれています。こんにゃく由来グルコシルセラミドには、

肌から水分を逃がしにくくする機能が報告されています。肌が乾燥しがちな方に適しています。」

 

乾燥肌に効くよとか、バリア機能を高めるよっと、

今まではぼかして何に効くのかよくわからない表現をしなければならないところを、

直接的な表現が可能になるわけです。

 

1社通れば、それと全く同じ書類を作成すれば、

機能性表示食品の申請を通すことができるんですよ。

書類を作るほうとしても、見るほうとしてもそのほうがありがたいんです。

 

その結果、セラミドの申請が増えたており、

今後、セラミドを配合した商品がたくさんでてくるだろうというわけです。

 

また、資生堂がトクホ申請しており、さらにセラミドに注目が集まるだろうともいわれています。

うーん、まだ通ってなかったのか・・・

 

 

セラミドはこれまでの研究で保湿効果のほか、外部刺激からのバリア機能、コラーゲン産生促進作用など

美肌に関するエビデンスが蓄積されているだけでなく、

 

抗菌、免疫賦活、コレステロール吸収抑制、抗炎症、アトピー性皮膚炎対策、脳機能改善作用と

幅広い機能性研究も推進されています。

セラミド研究会の取り組みを中心とするバックデータの順調な蓄積により、

保湿効果以外の表示をテーマにした機能性表示食品への期待も持てるそうな。

 

米やこんにゃく由来のグルコシルセラミドを中心に、今後、セラミド配合の機能性表示食品を

見かける機会が増えていくことでしょう。

 

 

 

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