ご質問、大歓迎!

ご意見、ご感想、お待ちしております

お客様からのご質問があったので、シェアしておこうと思います。

もしかしたら、他にも疑問に思っている人もいるかもですので。

 

①合成セラミドってどうやって作られるの?

セラミドを構成しているのはスフィンゴイドと脂肪酸です。

まずはトンカ豆を酵母で発酵させることで、酵母にスフィンゴイドを作らせます。

そのスフィンゴイドに脂肪酸を合成することで作られます。

脂肪酸は植物由来のものを使います。

 

詳しくはこちらをご参照ください⇒ヒト皮膚同一型セラミド

 

バラバラのものを組み合わせるより、グルコシルセラミド(糖セラミド)を

分解したほうが楽なんじゃないか?との疑問も合わせていただいていますが、

グルコシルセラミドはセラミド+単糖なので、糖をはずせばセラミドってわけです。

 

まず、植物セラミドは糖を外しても非ヒト型セラミドでしかありません。

非ヒト型のセラミドは規則正しく並んでいるラメラ構想を乱し、

結果としてバリア機能を低下させます。

 

一例ではありますが、植物セラミドの構造です。

ヒト型セラミドにはない構造をしているのがわかると思います。

 

 

②合成セラミドは種類によって使う酵母の株が違うのか?

セラミド1、セラミド2・・・と色々種類がありますが、製造の工程はどれも①でお答えしたのと同じです。

 

菌株を使い分けるによって、スフィンゴイドの種類を使い分け、

作りたいセラミドに合わせて脂肪酸を選択しているというわけです。

 

 

③サプリメントでセラミドを取った場合、それそのものが肌のセラミドになるわけではない?

通常、食事からスフィンゴ脂質(セラミドの素となるもの)として多く摂取しているのですが、

そのほとんどは消化吸収されず、その吸収率は1%にも満たないといわれます。

それに対し、サプリメントでグルコシルセラミドとして摂取した場合、吸収率は100%です。

ただ、そのうちの半分以上は再度大腸へ排出されます。

 

炎症性腸疾患にセラミドがよいらしい

 

また、吸収されたセラミドは体内でセラミド合成酵素の発現が高まり、

結果としてセラミドが多く作られるため、効果があるというわけです。

 

セラミドパラドックス

 

 

④取るならどのセラミドがよい?

うちもセラミドを扱っているので、非常に答えにくい質問なんですが、

(うちのがいいというに決まっています笑)

一応、コメ由来、小麦由来、こんにゃく由来を比較したデータが

オリザ油化から出ています。

 

オリザセラミド

 

もちろん、コメ由来推しなので、その辺も加味してみる必要はありますが。

 

価格で言えば、ビートセラミド(甜菜由来)の原料価格が段違いに安いので、

これを使った商品はかなり安くなっているはずです。

また、こんにゃくセラミドも比較的安価ではあるので、

コメ由来のものよりはお値打ちに買えると思います。

 

 

ご質問、ご要望、ご感想等々、なんでも構いません。

大歓迎なので、気軽にメールしてください。

 

 

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