アレルギーに亜鉛がよいらしい

亜鉛が免疫の過剰反応を抑制する

アトピーや花粉症などは免疫の過剰反応によって引き起こされるわけですが、

こういったアレルギー反応を示す人は、しばしば亜鉛不足が見られることがわかっていました。

 

そこで、亜鉛とアレルギーの関係性を調べた実験を行ったそうです。

 

亜鉛を含んだ培地で培養している細胞と、亜鉛を含まない培地での培養している細胞に、

それぞれアレルゲン(アレルギー物質)を添加した時、どうなるかという実験で、

 

亜鉛を含んだ細胞ではアレルギー反応が明らかに抑制されたそうです。

Zinc enhances the number of regulatory T cells in allergen-stimulated cells from atopic subjects.

Eur J Nutr. 2015 Nov 20

 

 

もちろん、亜鉛を取ればアトピーや花粉症が治るってわけではないとは思いますが、

症状が少しでも和らぐなら、取る価値はあるのかもしれません。

 

 

亜鉛の摂取量は10mgを目安ということになってます。

サプリメントの配合上限は15mgになります。

 

機能性表示では

亜鉛は、味覚を正常に保つのに必要な栄養素です。

亜鉛は、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

亜鉛は、たんぱく質・核酸の代謝に関与して、健康の維持に役立つ栄養素です。

となっています。


皮膚や粘膜の健康維持に関与しているということは、

アトピーなどにも影響を与える可能性はありそうですね。


取り過ぎると銅の吸収を妨げると言われますが、

過剰に摂取すると気持ち悪くなります。

某精力剤の企画で1粒亜鉛15mgのものを10粒取ったら死にそうになりました。

(亜鉛以外の成分のせいかもしれませんが)


まあ、通常の食品から過剰摂取になることはほとんどないです。

サプリメントで取る時は注意が必要ってことです。



亜鉛は200種類以上の酵素の構成成分、もしくは補酵素となっています。

とても重要なミネラルの1つなのですが、実は日本人は不足しがちなんだそうで。

(本来、もっと注目されていいはずのミネラルなんですが・・・)


肌のターンオーバーに必須な成分で、亜鉛の不足へとモロに影響します。

肌荒れの原因が亜鉛不足ということもあり得るそうです。


また、肌荒れやニキビ等の治りが遅くなる、治りにくくなるので、

何をしても変化が見られない・・・なんてことも起こり得ます。


何はともあれ、お肌の調子が悪いな?と思ったら、

一度亜鉛不足を疑ってみるのもいいかもしれませんね。


特にこの時期は牡蠣がおいしい季節。

亜鉛と言えば牡蠣です。

カキフライにカキ鍋・・・いいですね~

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