柿プリン

柿の消費を助ける 柿プリン

柿って、あるところには過剰に集まってくるんですよね。

これは全国区で起こっているようで、どのように処理するかで

頭を悩ましています。

(で、気づいたらドボドボになっているんですよね・・・)


そこで柿を使ったレシピで、おいしく簡単なものがあったのでご紹介。


簡単すぎて困っちゃう♪とろ~りプリン♥


用意するのは柿と牛乳だけ。

(お好みで練乳や砂糖を入れてもOK)


作り方

①皮と種、ヘタを取り除いて、実をペースト状にします。

ミキサーを使っても、すりおろしてもOK。


②柿ペーストに対し、牛乳を半分量入れてかき混ぜます。

お好みで砂糖(グラニュー糖推奨)、練乳を入れて味を調整します。

ハチミツ、オリゴ糖なんかでもOKですし、何もなしでも大丈夫です。


③器に移して、冷やして完成。

そう簡単には腐らないとは思いますが、2、3日で消費しちゃいましょう~


あの独特の臭みがなくなるので、非常に食べやすいです。

牛乳が臭いをマスキングしてくれるみたいです。



さてさて、牛乳と柿だけでなぜ固まるのでしょうか?


その答えは柿に含まれているペクチン。

水溶性の食物繊維になります。

これが牛乳のカルシウムと反応することで固まります。


これを応用した食品がフルーチェなんですよ~


そのため、豆乳では作れません。

カルシウムを添加すれば固まるのですが、

臭いのことも考えると牛乳がベストだと思います。


ちなみに、フルーチェはペクチンとカルシウムの反応以外にも

ガゼインというタンパク質が酸性による変性も利用しています。


ガゼインは酸性になると凝固する性質があります。

この2つの性質で混ぜてすぐに固まる状態を作り出しているのです。


そのため、調製牛乳では固まりにくくなったりします。


柿プリンにもレモン汁を少量入れるだけでも

固まり易くなりますので、なかなか固まらない場合は試してみるのも手です。


レシピには柿の器を作って、オシャレに仕上げています。

これだけで、なんかすごく手の込んだ料理に見えるので、

おもてなしの一品にもよいですね。


また、ドロドロに熟してそのまま食べるのを躊躇われる柿でも

十分においしいプリンになります。

(熟していていたほうが旨いらしい)

今まで捨てるしかなかった完熟柿を、是非生かしてあげてくださいな。


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