柿の機能性

もう少し、柿の消費を上げられないものか・・・

岐阜といえば、富有柿の産地。

あちこちに柿畑が広がっています。

畑の前では直売で1袋100円、200円で売られています。

(無人販売で、箱にお金入れて持ってく方式ですが、全国的には珍しいのかな?)

 

富有柿はちゃんとした箱に詰められると、

1ダースで5000円近くするわけですが、

選ばれた柿以外は、叩き売りです。

 

収穫せずに放置されている木もあります。

 

柿って栄養豊富で、美容、健康に良いとされますが、

加工食品にしにくいという問題が。

 

柿を使ったお菓子の代表的なのが、柿羊羹。

食べた事あります?

ビックリするくらい不味いです。

子供が食べたら軽いトラウマになるのではないかと心配になるレベル。

子供の頃食べて、あまりの衝撃にそれ以来たべてないのです。

もしかしたら、今は改善されているのかもしれませんが・・・

 

柿ジャムもなかなか。

パンやヨーグルトといったジャムと相性の良いものとは、

尽く合わないわけでして。

 

柿ジュースもなんとも・・・

 

柿を使った絶品スイーツでもあればいいのですが、

柿味ってあんまりそそられないんですよね。

柿ソフト、柿シュークリーム、柿クレープ、柿パイ・・・

想像するのも難しいです(笑)


同じ秋の風物詩である栗は上手い事やってるんですけどね。

中津川や八百津の栗きんとんは有名です。

栗のお菓子はおいしいですからな・・・



さて、柿の栄養成分ですが、

まず挙げられるのがビタミンCが豊富なこと。

正確にはビタミンCの前駆体なので、壊れずに体内へ吸収できます。

100g中に1gくらい含まれているので、柿1個で1日のビタミンCを補えてしまえます。

しかも前駆体なので、体内に留まる時間も長くなります。


また、ビタミンAも豊富です。

これも正確にはβカロテンです。

皮膚、粘膜を強くしてくれます。


カリウムも豊富で、むくみにも良いとされます。


食物繊維も多く、水溶性、不溶性をバランスよく含んでいるので、

便通改善効果なんてものあります。


ポリフェノールも豊富でぶどうの5倍含まれています。

タンニンと呼ばれる、渋みの素です。

消臭効果を謳って、サプリメントや石鹸などで使われています。


動脈硬化予防効果などもあり、

生活習慣病の予防にも役立ちます。


とくにこの時期、毎日食べれば風邪予防になります。



化粧品では渋柿の皮から抽出したエキスに

コラーゲンを引っ張り、ハリを与える効果があるとし、

再春館製薬で使われています。

こちらは岐阜の柿をつかっているそうです。


また、タンニンには毛穴を引き締める効果があるとのことで、

化粧品にも配合されています。


ただ、化粧品原料ってそんなに沢山使わないからな~



スイカ糖みたいに煮詰めたら保存もきくのかな?

たぶん、似たような効果はは期待できると思います。


もしくは発酵エキスを作ってしまうか。

発酵渋柿エキス。なんか良さ気でない?




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コメント: 2
  • #1

    あこ (月曜日, 23 11月 2015 19:55)

    こんばんは。

    実家の母は果物の中で柿が1番か2番目に好きなのですが、柿を大量に頂き、処理に困り、(ご近所も柿は大量にあるのでおすそ分けは出来ないとの事)私にどうにかして〜って事で、柿寒天を作ってみました〜ゲキまずでした。柿ジャムもイマイチどころかイマ100〜
    しぶ柿は皮を向いて干し柿にすると、ドライフルーツとして色々活用できるのですけどね〜
    そのまま食べるに限りますね、柿好きな母は、シルバー世代ですが肌ピカピカです。私は柿よりみかんの方が健康や肌には良いと思ってましたが、母に改めて柿の良さを伝えようと思います。

  • #2

    森崎 (火曜日, 24 11月 2015 09:27)

    コメントありがとうございます。
    柿ってどこからともなくやってくるので、処理しきれませんよね。
    健康には非常によいってのは分かっているのですが、
    皮を剥くのが面倒で、結局ドロドロにしちゃいます。
    ミカンの方が手軽でよいですよね(笑)