近赤外線対策にシャクヤクエキスがよい?

近赤外線はお肌に悪い?!

近赤外線ってなに?

まずは近赤外線とは何か?という説明から・・・

光とは波長のことで、その波長によって見える色がことなります。

目で見える波長を可視光線と呼ばれ、は380~450nm、は620~750nm

となります。

その間は認識できますが、その波長が短くても長くても認識できなくなります。


紫外線は紫よりも波長が短い、赤外線は赤よりも波長が長いわけです。

で、より赤に近い赤外線が近赤外線、遠いと遠赤外線となるわけです。


地上に降り注ぐ光の半分は赤外線であるといわれます。



紫外線は化学的変化をもたらすのに対し、

赤外線は熱的な作用をもたらします。

遠赤外線が体を温めるという話は聞いたことあると思います。

(まあ、芯まで届くというのは・・・ウソなんだそうですが)


遠赤外線は肌表面を温めるわけで、

長時間浴びると火傷します。

日焼けしすぎると赤くなりヒリヒリするのはそのため。


紫外線は年中降り注いでいるわけですが、

とりわけ夏の日差しを浴び続けた初秋にダメージがでるのは、

赤外線の量が夏に圧倒的に増えるからです。

(だから暑いわけですからね)


ここでちょっと疑問なのが、

赤外線ではなく、近赤外線が肌に悪い・・・

という話になっているのか、ということ。


何かしらの意図を感じるわけです。


まあ、はっきり言ってしまえば、

新しい市場を作り出そうとしているのではないか?とね。


今でこそ紫外線対策は当たり前でしたが、

その問題がクローズアップされるまではガンガン焼いてたわけですからね。


近赤外線という言葉を浸透させ、

その対策をすることが是であるとすることで、

今までにない新しい商圏を作り出せれば、

いち早く取り組んでいたところは大きな利益を出せるでしょう。


紫外線対策だけでは不十分!近赤外線対策も同時に必要!!


という展開に持ち込みたいわけです。

SPFとかPAでの勝負では頭打ちですからね。



さてさて、近赤外線は肌の奥まで届くそうです。

波長が長いから、紫外線よりも奥にと届き、

肌にダメージを与えるとのこと。


その根拠としているところが、近赤外線により

血管拡張や筋肉の弛緩が起こったためとしています。

また、コラーゲン等の分解酵素が活性化するとも。


であれば、遠赤外線も同様のことが起こるような・・・

波長はさらに長いわけですし。


まあ、対策しないよりはした方がいいとは思いますが、

実際に近赤外線云々と言われだしたのは最近の話。

それに対応する原料ってほとんどないんです。


糖化がダメって言われだしたのは2009年あたりですが、

その時は抗糖化の原料は1種類しかありませんでした。

(当然、仕掛けたのもその原料メーカー)


今では色々なものに抗糖化作用が確認されています。

要は調べてなかったからというだけで、抗糖化作用は色々な原料に

あったというわけです。


同様に、調べられていないだけで、

調べてみたら近赤外線に良いとされるものは

今後わんさかでてくるかもしれません。

(4、5年先の話になるとは思いますが)



で、そんな中、ポーラがシャクヤクエキスが近赤外線に良いって

ことを言い始めたわけです。


オリジナル原料ではなく、

既存の原料でそこにたどり着くというのは、

流石としかいいようがないわけですが・・・


シャクヤクエキスとは、シャクヤクの根から抽出したエキス。

もともと抗菌作用、抗炎症作用、メラニン抑制効果などが

期待されている原料です。


何気に・・・

ナチュセラプロテクトにも入ってるんですよね。

別に近赤外線を意識していたわけではないのですが・・・



ただ、推測でしかないのですが、

抗炎作用のある素材であれば、多かれ少なかれ、

近赤外線の害を抑制する効果があると思っています。

調べられていないだけでね。


近赤外線が直接的に害するというよりも、

それを引き金に老化システムにスイッチが入るという感じなので、

もしかしたらアーティチョーク葉エキスもいい線行くかもしれません。



【関連記事】

紫外線カットの新しい方向性

紫外線、要注意です

ナチュセラベース(仮名)


コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    さの (土曜日, 25 4月 2015 15:45)

    そういえば、今年の最新UV商品のコピーはこぞって
    近赤外線対策もできます‼
    近赤外線の害を知ってますか?!…ホラ!知った以上もう近赤外線対応じゃないと不安でございますでしょう?
    って感じですね

    この記事の色グラフみてて思い出しました。
    15年くらい前に、近赤外線のでる美容器を買いました。

    近赤外線だとか可視光線は、肌の奥まで届いて血流を良くし、シミシワセルライトも消えるとか。
    免疫力を高めるのでアトピー改善にも良いとか。
    『ライトセラピー』と言われてました。
    今も光セラピーとかバイオプトロンと言われ、美容サロンで使われています。
    ちょっと引用すると…

    100年以上の歴史を持つノーベル章受賞の療法で、
    太陽の光を人工的に再現して全身に光を当てる事によって元気な身体に導きます。
    副作用の心配も一切なく、有害な紫外線などは含めれていないので
    赤ちゃんからお年寄りまで安心して受ける事が出来ます。

    敏感肌・アトピー・にきび・シミ・たるみなども 自然治癒力が高まることで期待できます。

    体内時計を整えるだけでは無く肌も若返る効果があります。

    バイオプトロンとは
    スイスで開発された可視光線を発する美容機器で光の他にも水や酸素を最大限に利用するのが特徴です。

    照射される光は、太陽のような光ですが「紫外線」は発生する事はありません。
    「可視光線」と「近赤外線」と呼ばるもので、太陽に近い光を人工的につくりだすものですが、
    肌に悪い影響を与える光は、一切入っていません。
    赤ちゃんのお肌にもご利用いただけるほど、安全なのです。

    …だそうです。

    すごく善意的に取れば、近赤外線の悪くない部分だけ取り出したという事なのでしょうが、
    近赤外線は紫外線のように防御すべしと謳われだした今、
    紫外線はカットされてるから安心ですよ〜とは言えなくなるんじゃないですかね?
    エステの光セラピーの説明文が変わるんでしょうか笑