グアイアズレン

あの紫色の正体は何?!

味の素からでているクリーム。

化粧品では珍しい、紫色のクリームです。

 

紫色の石鹸を作りたい!

と思っても、紫色の色素ってアルカリでは色が変わってしまい、

キレイな紫色にならないんですよ。

 

ハイビスカスの花の色素は

アルカリ下で濃い紫になるのですが、

どうも廃版になってるみたいで入手不可。

 

そんな時に、たまたま広告を見て、

「これだ!!」

と思った次第です。


そもそも、アミノ酸クリームなのに、なぜ紫??

とずっと思っていたのですが、

紫の素はグアイアズレンという成分。

フタバガキという植物から取れる色素だそうです。


抗炎症作用もあり、なかなかいいのではないか・・・

と思っていたのですが、ちょっと面倒なことが。


これ、旧指定成分なんです。

旧指定成分とはかつて全成分表示義務がなかった時代、

アレルギーがあるかもしれないから、これだけは書けと決められていた

103種類の成分。


よく、旧指定成分不使用を謳っているものがありますが、

現状、あらゆる成分にアレルギーの可能性はあり、

旧指定成分だけが特別毒性が高いというわけではありません。

(高いものもあるのは事実ですが)


また、グアイアズレンは毒性は弱く、

アレルギーを起こす可能性があるというだけで、

ほとんどの人は問題なく使えるものです。


問題はないのですが、

イメージが悪い・・・



紫色の石鹸ができるなら、

入れたいところではありますが、

そのリスクを冒してまで入れる価値があるかどうか・・・


ちなみにこのクリームに使われているのは、

グアイアズレンスルホン酸ナトリウム

粘膜につけないものであれば0.1%まで、

粘膜につけるものであれば0.01%まで

配合が可能です。


つまり0.1%以下であの色がでるのですから、

コスト的にも良いです。


が、使用上限があるというのも、

イメージの悪さに拍車をかけかねないわけでして・・・

 

 

ぶっちゃけ、これ、クリームに入れる必要性はなかったはずです。

メインはアミノ酸とその誘導体。

アミノ酸トップシェアを誇る味の素だからこそできる、

アミノ酸の高配合クリームなわけで、

機能性はそこへ集約されているわけです。


つまり、グアイアズレンが入っていようが、入っていまいが、

効果はほとんど変わらないといってもいい。

強いて言えば、色を紫にしたかっただけ・・・ということか。


そう考えると、うちが使ったら、

同じことを言われるんだろうな~


メインはセラミドなわけですし(笑)