ディライナー(トウモロコシエキス)

真皮を再構築!?

角質層はセラミドでなんとかなるのですが、

その下となると、なんともならんわけです。

(まあ、化粧品の領域が角質層までってのがルールなんですけどね)


しかしながら、その奥のコラーゲンを何とかしないと、

肌のたるみってのはどうしようもない。

一時的なリフトアップはできますが、表面的な話であり、

根本的な解決にななりません。


ってことで、原料を色々調べているのですが、

面白そうな原料は沢山あるんですよ。

もう、これら全部とは言わないまでも、何個か組み合わせて

商品作ったら、10歳、20歳若返っちゃうんじゃない?

と思えてしまうのですが、まあ現実はそんなに甘くないのかな?


さて、ディライナーという原料は網走のトウモロコシから抽出したエキスで、

シワを傷とみなし、創傷治癒のメカニズムでシワを埋めていくという、

なんとも大胆な発想の原料です。


具体的には、フィブロネクチンの産生を促進します。


フィブロネクチンは巨大なタンパク質で、細胞外にネットワーク状に

広がり、細胞間のやり取りに関与しています。

細胞の接着、増殖、分化等、重要な役割をになっています。


作用としてはフィブロネクチンを増やすことですが、

それにより、肌の構築が進み、あたかも成長因子的な

働きをしているようにみえるので、植物プラセンタなんて

読んでいるところもあるみたい。


EGF様作用があるとも言えるのかもしれません。


データとしては、肌にハリがでて、シワが薄くなることと、

あとは肌密度が上がっているデータがあります。

(ディライナー3% 4週間にて)

なんかもう、目が大きくなっちゃってます。

たるみが解消されているからなんでしょうね。

全体的にシワが薄くなっているのも、それに起因しているのではないでしょうか?

・・・あ、くそ、パラベン入りの原料か!!

うちはパラベンNGにゃんだですね・・・

なんか良さ気だったんですけど。


代替としては、

日光ケミカルズのOXYCELL LYOになるのかな?

ここも面白い原料沢山もってますけど、

全然資料がないので、埋もれている原料は

いっぱいありそうです。

このトウモロコシエキスもその1つってところかな。

あまり使われていません。

まあ、トウモロコシエキスを3%配合しています!っていっても

かなり弱いですからね・・・


バカみたいに高くないといいんだけど・・・


植物プラセンタと聞くと、どうしても警戒しちゃうんですよね。

サプリメントで植物の胚芽抽出物を植物プラセンタと呼んでいますが、

凄く高いんですよ。

正確には覚えていませんが、たしか馬プラセンタの5~10倍くらい

してたような・・・


効果は豚や馬より優れているわけでもないんですけどね。


いっそうのこと、プラセンタでいいじゃん!

って価格だと、ちょっと無理っぽい。


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