セブン-イレブンの16歳からの経営学

他のコンビニとの差がある理由はコレを読むとわかります。

最近は難しい経営学とかを漫画にしてくれるから、

凄く分かり易くてありがたいです。

中学生とか高校生とかでも手軽に読めるので、

それくらいの時に読んでおきたかったな~


さて、コンビニといえば、

セブン-イレブン、ローソン、サークルK、ファミリーマート、ミニストップと

主に5社が凌ぎを削っているわけですが、


その中でも圧倒的強さを見せているのがセブン-イレブン。

まあ、ローソンはローソンで独自の戦略があり、

成功事例も沢山あるわけですが、それはまた別の機会に。


本の内容は、実はメインよりもコラムがすごく良い!

それだけで買う価値ありです。


その一部をご紹介いたします。


「新しいものは過去のの経験からは生まれない」

日本でセブン-イレブンを創業した鈴木氏は、

当時はコンビニ事業の進出に猛反対をくらったそうです。


結局は、この反対の理由が過去の体験からのものであり、

鈴木氏曰く、一番やってはいけないのが、過去の体験をもとにした発想なんだとか。


例えば、商品開発を任せられると、まず、過去の成功事例を研究する・・・

しかし、それは結局、誰かの過去の経験をもう一度なぞる作業でしかない。

それで新しいものが生まれるかって話です。


まあ、仮説、検証する仕組みを自分の中に持つ強みって話なんですけどね、ホントは。



「みんなが反対することはたいてい成功し、いいと言うことはたいてい失敗する」

これも鈴木氏の名言ですな。

みんなが「いい」ということは、誰でも思いつくし、

誰もが同じようなことをするので、結局差別化できず、

結果、激しい競争に巻き込まれてしまいます。


一方、みんなが反対することは、みんなかこの経験や知識にないもの。

実現できれば、今までにない、全く新しいものが生み出せます。


ただ、なんでも挑戦すればよいってわけではなく、

「目指すべき未来はこうだ」という仮説を立て、

その未来を実現するために何をするかを決定します。


未来から逆算して、行動していくわけです。


ただ、この未来を見通す力がトップに求められるって話でもあるわけですが・・・



本書全体のテーマは、セブン-イレブンのマネジメントの話なので、

社員の少ないうちには、今のところ役に立たない話が多いのですが、


「過去にとらわれない」考え方、

仮説、検証を繰り返すやり方は活かしていきたいところです。