セラミドの最適濃度を推測する

セラミドの効果を決める要因

セラミドの効果を左右する要因は

1.セラミドの濃度

2.セラミドの種類

3.アシルセラミドの濃度


この3つの要因で決まるのではないか?

というのが個人的な見解です。


当然ですが、薄いよりは濃い方が効果が高いわけですが、

同じ濃度であれば、


複数のセラミド > 単一セラミド


となるのは異論はないと思います。

ヒフミドが種類を増やしたのも、

その為である、と考えています。


また、セラミド1は最も高価で効果があるセラミドですが、

原料メーカー曰く、セラミド1単体よりも、

セラミドを複数入れたほうが効果が高いし、

よりセラミド1が生きるとのこと。


ただ、これはコストパフォーマンスの話で、

同じ濃度であれば、


アシルセラミド以外のプレミックス < セラミド1


になると思われます。

まあ、価格が何百、何千倍かかると思いますが(笑)

 

また、セラミド原料の比較試験で、

 

天然ヒト型セラミド(セラミド3、6) = 天然型マルチセラミド(セラミド1、2、3、6、9)

 

となったので、セラミドの小分類も効果に影響することが伺えます。

天然ヒト型セラミドは大分類では2種類のヒト型と1種類の非ヒト型ですが、

小分類では50種類以上のバリエーションがあります。

(結局、21種類までしか同定してませんが)

 

天然ヒト型セラミド、大したことないと思われる方もいますが、

そうではないんですよ。アシルセラミドなしで、それと同等ということは、

コスパで考えれば、天然ヒト型セラミドの方がよくなりますからね。

同じ濃度であれば、天然ヒト型セラミドのほうが半分のコストですみます

 

理想でいえば、すべてのセラミドの種類を含み、

全て小分類での多様性があれば最強でしょうが、

現実的にそんなわけにはいかないので、

 

天然ヒト型セラミドと天然型マルチセラミドを混ぜることで、

理想に近づけた「ナチュセラ極」なわけですが、

 

セラミドの濃度としては、ナチュセラクリームより少ないにも関わらず、

効果は劇的に高くなってます。

 

ナチュセラクリームもナチュセラ極も使われているセラミドの種類は同じ。

その差はアシルセラミド(セラミド1、セラミド9)の濃度の差です。

 

ちなみに、天然ヒト型セラミドを抜いて、天然型マルチセラミドのみで

クリームを試作した場合は、現行品の方が効果が高かったです。

予算内でという条件下ですので、同じ濃度ではありません。

(同じ濃度で同じ効果ですから、濃度が高い方が効果が高いのは当たりまえですが)



 

 

天然ヒト型セラミドと天然型マルチセラミドの濃度を

調製していくことで、ナチュセラクリームにナチュセラ極に

近いレベルまで持っていけないか、を現段階で試行錯誤しています。

 

コストが上がっては意味がないので、

(無視していいなら、セラミド1をぶち込めばいいだけですから)

効果と原価のバランス調整ということになりますかね。

 


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