皮膚病と内臓疾患の関係性

皮膚疾患を放っておくと、内臓に悪影響をもたらすらしい

アトピー性皮膚炎や尋常性乾癬など皮膚病が長期間続くと、

動脈硬化や体重減少、内臓の機能不全などが生じる可能性が

あることを三重大のグループがマウスの実験で突き止め

米オンライン科学誌プロスワン(PLOS ONE)に発表しました。


原文を探したけど、見つかりませんでした。

(というか、ニュースにするなら発表者の名前くらい挙げてくれ・・・)


遺伝子操作によって、皮膚炎を起こすマウスを作り、

長期間観察した結果、動脈硬化、心臓肥大、体重の減少、

肝臓や腎臓の不全などが見られたそうです。


この原因として、炎症を引き起こすサイトカインの一種である

インターロイキン1」が過剰分泌され、血流にのって全身に循環した

結果、様々な疾患につながると考えられます。


そして、このインターロイキン1を抑制する抗体を投与すると、

症状が改善したとのこと。


インターロイキン-1(IL-1)は炎症性サイトカインと呼ばれ、

マクロファージが産生し、血管内皮細胞に作用し、

ICAM-1という炎症物質を産生します。

またIL-6などの他のサイトカインの産生も促すため、

体全体に影響がでるというわけです。



このIL-1はストレスを感じたときも出てきます。

この発表では、皮膚炎を放っておくと、

いろんな病気の原因になりますよ、ということでしたが、

同様にストレスを放っておくと、同じ結果になるというわけです。


IL-1は炎症を引き起こし、それを助長するので、

IL-1が増えれば皮膚炎も悪化するでしょうし、

皮膚以外にも各種臓器で炎症が起こるわけです。


ストレスが万病の元といわれる所以です。



皮膚炎を放っておくと、病気になりやすいというよりも、

皮膚炎によるストレスにより・・・

というのが実際のところのような気もしなくはないわけです。


炎症が起きているのも、ストレスがかかっているのも、

体内的には同じ反応なわけですからね。



逆にいうと、ストレスに効くとされるセレンゾ(ナチュセラホワイトに入ってます)は、

皮膚炎にもいいのかもしれません。


ストレスにより産生される、ストレス物質を抑制するわけですから、

結果として、体内の炎症を抑制することにつながります。


セレンゾを飲んでおくと、痒みが出にくくなると、

原料メーカーの担当者がいってたような気がしますが、

あながち的外れな話ではなかったのかもしれません。


どの程度効果があるのかはわかりかねますがね・・・


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