フェロモンの最有力候補?!

雄マウスの尿から雌マウスを誘う新物質が発見!

「ヒトにもフェロモンがあるかもしれない」

そんなようににおわせる研究成果が発表されました。

(ウマい事いったと思うなよ~笑)

 

フェロモンとは、同種間で本能的行動を

引き起こす物質。

 

そんなものがあれば・・・

と夢見る男たちは多いはずですが、

残念ながら、ヒトにはないというのが定説。

 

しかし、この論文によれば、

ヒトにもフェロモン物質はあるかもね、

ということらしいです。

 

さて、東京大学大学院農学生命科学研究科(長い!)

の東原教授らにより、雄マウス特有に含まれる物質を

同定、それが雌を誘因することを突き止めました。

 

その物質が

「シス-5-テトラデセノール」と呼ばれる

アルコールの一種。

 

雌はこの匂いを感知すると、

雄に興味を示すようになるそうです。

 

さて、これがなぜ、ヒトにもフェロモンがあるかも、

とつながるのかというと、

 

嗅覚には大きく分けると、

「嗅上皮」と「鋤鼻器官」に分けられます。

 

鋤鼻器官はフェロモン物質の受け取りに特化しており、

人はこの器官が退化しているので、フェロモンを感知

できないと言われています。

 

しかしながら、今回尿から見つかった、この物質は

嗅上皮で感知されているわけです。

 

そして、嗅上皮にて感知できるフェロモンも

相次いで報告されていることから、

ヒトも鋤鼻器官を介さない、フェロモン受容体が

あるのかも・・・

 

いや、あってもおかしくないでしょ?ってなわけです。

 

 

今回見つかったシス-5-テトラデセノールは、

不飽和脂肪酸族、アルコール類の一種で、

においは酸化した古い油のような臭いだとか。

 

人の加齢臭の原因の物質に非常に近いのだとか。

 

教授曰く

「ヒトの体臭にも、異性を引きつける物質があるかもしれません」

とのことですが、加齢臭のような臭いだったら、ちょっとヤダな・・・

 

これを応用して、商品化を考えるわけですが、

やっぱり、加齢臭は嫌がられますからね。

 

現状、消臭、芳香市場が100億近いと言われる

この世の中。

 

わざわざ、臭いにおいを付けるのは、

超抵抗ありますよね(笑)